私たちは札幌に住む中年夫婦です。
投資や資産運用が趣味のインドア夫婦でしたが、50歳を目の前に少し考え方を柔軟にしつつあります。
物欲は少なめで、これまで積極的に旅行することは少なかったです。
しかし子供もまもなく独立、そしてまだ身体が元気なうちに、いろんな風景を見たいと思うようになりました。


2025年10月に、2泊3日で福岡を旅行しました。
旅慣れしていない夫婦が福岡まで2泊の旅をする〜札幌✈️福岡Vol.1【事前準備編】 – ルンのお得生活
旅下手中年夫婦が行く札幌✈️福岡2泊の旅~Vol.2【奇跡が起きた日】 – ルンのお得生活

今回は2日目の様子をレポートします。
目次
旅下手はツアーに頼れ
せっかく九州まで来たので、隣接する県にも足を伸ばそうと思いました。
とはいえ、旅慣れしていない我が家。

ボクは電車の乗り継ぎ時間などを、計画通りに遂行したいタイプの性格です。

私はのんびりした性格なのですが、そうなると、夫ばかりに負担がかかってしまいます。
そこで今回は、2人ともゆったりした気持ちで旅を楽しめるように、事前にツアーを予約しておきました。
実はツアーに参加すること自体が人生で初めて。
どれだけ楽ちんなのか?それとも慌ただしかったり、他の参加者さんたちに気を使ったりするのか?などを検証する意味も込めて体験することにしました。
ツアーの朝は早い
なるべく1日の時間を有効に使いたいので、朝から出発するツアーを選択。

糸島方面と迷いましたが、熊本城やカドリードモニオンに行くツアーに決定しました。

カドリードミニオンには、志村動物園に出てたパン君がいるんだよ!
早朝のごはん問題
根室に宿泊したときは、早朝から開いているお店が少なくて難儀した思い出があります。
バスツアーの集合時間が博多駅にAM7:50。
ホテルのモーニングをつけることもできますが、できれば外で食べたい気持ちがあります。
そこはさすが大都会博多。
エキナカや駅周辺には、7時からオープンする飲食店や24時間営業のチェーン店が複数ありました。
心配性夫婦なので、集合場所から近く、すぐに提供されるお店を選んで入りました。

旅メモ
朝ごはんも旅の思い出。コンビニで済ませるのもよいですが、できれば北海道にはない飲食店に入ってみたいです。出発前に早朝から開いているお店をピックアップしておくと、スケジュールが立てやすいですね。
ツアーバスの乗り心地
今回申し込んだ日帰りツアーは、最低参加人数6組~の小規模スタイルでした。
添乗員さんが1名つきますが、現地に着いたら各々が自由行動という、半分フリーな感じのツアーです。

私たち夫婦含めて、7組くらいの参加人数でした。

海外の方ばかりと思っていたけど、半分は日本人だったね。

ツアーガイドさんは、中国の男性スタッフでした。とっても日本語が上手!
旅メモ
大人数でのツアーが苦手な人や、現地では自由に見て回りたい人は、小規模のツアーを探すとよいでしょう。
ただしバス内にはトイレがないことが多いので、休憩タイムにこまめにトイレに行っておくことが大事ですね。
生の迫力!熊本城
ツアー最初のポイントは、熊本城です。
博多の朝の渋滞をくぐり抜け、予定の20分遅れで最初の目的地に到着しました。

ツアーガイドのチンさんは目的地が近くなると、日本語と中国語(時には英語も交えながら)で、その場所の歴史背景や特徴、おすすめポイントなどを説明してくれます。

とっても博識!日本人より勉強されてる!

移動中にタイミングを見てしゃべってくれるので、ちょうどよかったよね。
ツアーガイドさんにもよると思うのですが、今回のチンさんは、説明の時間と休む時間のメリハリが良くて車中ゆっくりすることができました。

現地に到着してからは、バスに戻る時間が告げられて、あとは自由行動です。
つまり熊本城に入りたい人は入り、周辺を散策していたい人は入らずにゆったり過ごすこともできます。

せっかくなので私たちはお城の中に入り、最上階まで階段で上がりました。
自由時間は1時間ほどなので、1フロアずつじっくり見る暇はありません。時間を確認しながら、やや駆け足でくまなく見て回ります。

熊本地震の跡が残る建物




昔に思いを馳せて見て回ります。
復旧作業を重ねながら、来世にもつながっていく日本の宝。

チンさんおすすめの、馬肉のお寿司を食べました。



お寿司美味しかった!
旅メモ
添乗員さんのおすすめグルメは食べておくべし!
パン君に会いに行く!

今ツアーで特に妻が楽しみにしていたのが、カドリードミニオンです。

動物たちとの触れ合いやショーを楽しめる動物園なんですが、こちらには志村動物園で大人気だったパンくんが生活しているんです。

チンさんは、「子供向けの動物園だよ~」と、あまり推してこなかったね。

番組を知らない人にとっては、そうなのかな・・・

ここでも動物園に入りたい人だけが入園料を払います。パン君を知らない若い世代の方や海外の方は、近くの赤うし料理専門店に入っていかれました。

私は絶対にパン君!時間が許すかぎりパン君!
旅メモ
ほとんどの施設はキャッシュレスに対応しています。ただし、場合によっては添乗員さんがお金を回収してまとめて支払うことがあるので、現金も持参した方がよいです。(千円札で)

入園してすぐに、テレビでおなじみの宮沢園長による動物たちのショーの時間になりました。
劇場のすぐ横には、パン君が過ごす学習の森があります。

パン君の生活スペースはガラスで覆われていますが、声をかける用のスピーカーがついています。
「パン君!」と声をかけると、遠くの方にいても、写真のように近くまで来てくれます。(ポコちゃんはめったに来ません。サービス精神があるのはパン君だけ)

「ショーが終わったら、また来るね」と伝え、いったんその場を離れました。
パン君は「りょ。」といった感じで、会話が済んだらその場を離れ、遠くから劇場の方をのぞいていました。

言葉を理解している!
※ショーは撮影禁止です。
可愛いおさるさんや、ワンちゃんたちのショーが終わったら、一目散にパン君のもとに戻りました。
他のお客さんの対応をしていたパン君ですが、私が手を振ると、走って近くまで来てくれました。


私の前にしばらくいてくれましたが、そろそろ次のお客さんのところにも行かなきゃと、気にし始めています。(ポコちゃんはマイペース)
とっても名残惜しかったのですが、他のお客さんもいますし、集合時間も決まっているので、ここでパン君とはお別れすることにしました。

本当に可愛かった!今でも写真を見返すたびに、心がほっこりします。
ツアーの時間配分は難しい
パン君に夢中になりすぎて、昼食のタイミングが押してしまいました。慌てて、園内のレストランに向かいます。

食券を買い席で待ちます。
思いの他、出来上がり待ちのお客さんが多くて、バスの集合時間に間に合うかドキドキしました。

バキュームのように吸引して、時間通りにバスに戻れてホッとしました。
旅メモ
初めてのツアー体験は、自由時間の配分がけっこう難しいと感じました。
施設の概要がわからないので、どこにどれだけ時間をかけて見てよいのか判断に迷います。
バスに戻る前にトイレに行かなきゃ…などを考えて、つい焦って見て回りがちです。
熊さんに複雑な気持ちになる道民
お昼を食べ終え駐車場に戻る間に、動物園で飼育されている熊を見ながら歩きました。

もともとクマ牧場として始まった動物園だからね。

たくさんの熊をすぐ近くで見ることができます。

「わあ!熊さんだ♡」と声をあげているお子様もいましたが、どうしても道民は「怖さ」の方を強く感じてしまいます。

もし出くわしたら、これはもうかなわない…と、想像してしまいます。

畏怖の感情が先に立つよね。
ここ最近は、札幌の住宅街にも山から熊がおりてきています。(山に餌が少なくなっている)
野生のヒグマとの共存は、北海道の大きな課題になっています。
天気が良ければ上空体験も
今回は悪天候のため飛ぶことがなかったのですが、カドリードミニオンではヘリコプター体験も人気の1つです。

週末はかなりの順番待ちがあるようですが、他社より比較的リーズナブルな料金で上空からの景色を楽しめます。

高い場所が平気な方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そこは異世界!草千里ケ浜の風景
バスツアーの旅は後半戦。
最後の目的地に向け、バスは標高を上げていきます。

草千里ケ浜では、自然が作った広大な風景の中に足を踏み入れることができます。

阿蘇山の標高約1,100mの高さにあり、天気が良ければ噴煙を上げる阿蘇中岳火口が見渡せます。(この日は霧がかなりかかっていましたが、それもまた幻想的な風景でした)
また、馬が自由に放牧されていて、すぐ近くで見ることができます。

人慣れした馬たちは、人間が近づいても構わず草を食べ続け、中にはいびきをかきながら寝転がっている馬もいます。

もっと近づいて写真撮影している方もいましたが、突然暴れることがあるので自己責任です。

食事中の馬の顔に触れようとした人は、どつかれていました。馬さんのテリトリーを守るようにしましょう。
旅メモ
ツアーはどんな場所に降り立つかわかりません。草千里ケ浜もぬかるむ場所がありました。
スニーカーなど歩きやすく、汚れてもよい靴を履いて行った方が楽しめますね。

草千里のコーヒーが有名なのですが、長蛇の列で断念しました。

もう1つのおすすめ品・飲むヨーグルト。濃厚ながらすっきりした後味で、飲みやすかったです。
お土産屋さんに併設されたアイス屋さんも人気で、美味しそうでしたよ!

10月の阿蘇は肌寒かった

長袖の羽織るものを着ていって正解でした。
ほぼ時間通りに博多に戻る
行きは渋滞にはまり20分の遅れがありましたが、帰りはスムーズでした。
雨の影響で滞在時間を短くしたポイントもあり、解散時間の18時には博多駅に戻ってくることができました。
終始、ツアー客が楽しめるように力を尽くしてくださったガイドのチンさんとドライバーさんに感謝です。
旅初心者が日帰りツアーを選ぶメリット
今回は、2泊3日の旅行の一部をツアーに頼ることにしました。
単発で選べるツアーは、各旅行会社からたくさん用意されています。ホテルや駅まで送り迎えしてくれるので、交通手段を丸投げできて便利です。
博多→熊本→博多のツアーは、朝8時~夜6時までの約10時間(1人あたり7000~9000円)ありましたが、もっと短い4時間以内のツアーもあります。
ツアーのメリット
「運転する人としない人」や「計画を立てる人と任せっきり人」の差をなくしてくれるのが、ツアーの良いところだと思います。
例えば、我が家のように、
- 夫→行程を遂行できるか気がかりになりがち
- 妻→地図が読めず呑気
みたいなパワーバランスだと、どうしても夫の方ばかりに精神的負担がかかってしまいがちです。
そんな時、お互いがリラックスした心持ちで名所を楽しめるツアーは、お金を払う価値のある楽しみ方だと感じました。
ツアーのデメリット
メリットだけじゃなく、懸念点も書き足しておきます。
今回はガイドさんに恵まれ、また集合時間を守るお客さんばかりだったので、ツアーは円滑に進みました。しかしそればっかりではない可能性もあるので、運が関係することもあるかもしれません。
ちなみに妻の方は車に酔いやすいのですが、いつもこちらの薬を1日1回服用するだけで、長時間ドライブを楽しめています。(眠くなるので運転手の服用はできません)
旅メモ
旅行中の時間の使い方に迷ったら・・・ショートタイムで参加できるツアーを探してみてください。特に旅に慣れていない方におすすめです。効率よく実り深い体験が期待できます!



立ち寄った場所で、美味しそうなものを食べるのが楽しい!

さて、ツアーから戻った私たちは、猛ダッシュでPayPayドームに向かいました。
いざ、2025年パ・リーグクライマックスシリーズ最終戦を生観戦!するためです。
意気揚々と興奮したレポートは、次の記事につづきます。






コメント