前回の記事では個人事業主を続けるべきか?法人化するべきか?の違いについて解説しました。

今回は、その次のステップです!
「じゃあ実際に起業したら、どんな支援が使えるの?」という話をまとめます!
ちなみに起業と言っても、最初は自分ひとり(ワンオペ)で小さく始める方が多いはず。
そんな方に向けて個人事業主&法人、どちらでも使える現実的な助成金をご紹介します!
目次
起業1年目でも助成金が使える!
実は起業したばかりでも使える助成金は多くあります。
不安になりがちな「従業員は私1人…」でも大丈夫。
ポイントは、
- 「人を雇わないとだめ」というわけじゃない
- 個人事業主でも、発展策を計画すればOK
ということ!
ワンオペ起業向け!現実的に使える助成金TOP3

さっそくワンオペ起業でも申請しやすい助成金を紹介します。
小規模事業者持続化補助金
- 対象:個人事業主・小規模法人(従業員5人以下)
- 内容:HP作成、チラシ配布、広告費などを補助
- 補助率:費用の2/3、最大50万円まで

自分1人で事業をやる人に最適!集客や販促を強化できます。
🧵 例:ハンドメイド作家として独立した「Aさん」は、この補助金で自分のブランド用ECサイトを作成し、販路を一気に拡大できました!
IT導入補助金
- 対象:小規模事業者
- 内容:会計ソフト、予約システム、ECサイト制作費用などを補助
- 補助率:費用の1/2、最大150万円まで

特に「ネット活用」で集客・販売したい人向き。
💻 例:カフェを開業した「Bさん」は、POSレジシステムと予約サイトを導入し、効率的な店舗運営に成功しました!
地方自治体の創業支援金
- 対象:市区町村の支援制度による
- 内容:開業に伴う費用の一部補助(最大50~100万円)

地元密着で探すと意外とチャンスあり!
💅 例:地域密着型ネイルサロンを始めた「Cさん」は、地元の創業支援金を活用して店舗の改装費用をまかなえました!
法人形態ごとに小さい違いがある
法人形態 | 特徴 | 助成金の受けやすさ |
---|---|---|
株式会社 | 信頼性高い | 高い |
合同会社(LLC) | 設立コスト安い | 中 |
一般社団法人 | 非営利ミッションも可 | 高い(特に社会貢献系・地域活動系の助成金で有利) |
【POINT】 特に「販路開拓、電子商取引」など中心の場合、体裁による有利不利はほぼないので安心です。
なお一般社団法人は、「地域活性化」「社会貢献」などのテーマにマッチする助成金に応募できるケースが多く、個人事業主や株式会社よりも特定分野では優位に働くこともあります。
🍱 例:地域で子ども食堂を運営したいと考えた「Dさん」は、一般社団法人を設立し、地域福祉活動向けの助成金に応募。運営費の大部分を助成金でまかなうことに成功しました!
注意!助成金は「申込前」が全て
助成金を使うには、必ず「申請前」に行動することが鉄則です!
- 事業をスタートしてからでは遅い
- 例:HP制作や設備購入などを始めてしまうと、その経費は対象外になってしまいます。
- 補助は「給付」ではなく「後払い」
- 例:まずは自腹で支払い、その後、審査を経て一部が戻ってくる仕組みです。
- 事業計画書の提出が必要な場合が多い
- 例:「なぜこの経費が必要か」「どう売上に貢献するか」をきちんと説明できると通りやすい!
✅ 【まとめ】 申請前に必ず、公式の募集要項を確認し、計画を立ててから動きましょう!
⇒厚生労働省参考リンクはこちら
各種助成金・奨励金等の制度|厚生労働省

起業する地域によって独自の助成金を設けている所があるので、自治体のHPも併せてチェック!

事業計画書がカギになる!
多くの助成金申請では、事業計画書の提出が求められます。
単なる「やりたいこと」の羅列ではなく、きちんと筋道を立てた説明が必要です。
押さえておきたいポイント
- なぜこの経費が必要なのか?
- どうやって売上アップに貢献するのか?
- 補助金を使った後、どんな成長を目指しているのか?
事業計画書に役立つ参考サイト・ツール
🖊️ 作成ツールのおすすめ:
- GoogleドキュメントやWordでシンプルに作成
- Canvaでビジュアル重視の事業計画書も可能
- ミラサポplusの自動作成機能も便利!
結論:起業初期は「助成金マインド」が気楽!
個人事業主でも法人でも、自分のペースで「現実的に使えるサポート」を知っておくと、大きなリスクを抑えられます。

資金があるなしに関わらず、受けられる助成金はどんどん活用することが大事!
ワンオペでも自分の力でしっかり売上を立てるスタートにしましょう。
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