ブロガーなら知っておきたい「ステマ」の基本と落とし穴 ~知らなかったではすまされない!~

投資と副業でふやす
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「ステマ」ことステルスマーケティングは、知らずにやってしまうとブログの信用を一気に失う危険な地雷・・・・
最近では法改正やガイドラインの整備により、個人ブロガーにも厳しく問われる時代になりました。

ルンも気をつけないと🤦‍♀️

この記事ではよくあるグレー行為、やってはいけないNG表現、違反事例まで・・・
ブロガーとして安全に運営するために、絶対に押さえておきたいポイントを解説します!


◆ ステマとは?ステルスマーケティングの意味と違法性

ステマ(ステルスマーケティング)とは、企業から報酬や商品提供を受けているにもかかわらず、広告やPRであることを明示せずに“あたかも中立の感想”のように装って宣伝する行為です。

読者をだます形になるため、「景品表示法」に違反する可能性があり、企業だけでなく、発信者であるブロガー自身も責任を問われるケースが増えています。


◆ なぜ今、ブロガーが気をつけるべきなの?

  • 2023年に景品表示法の運用指針が改訂され、ステマが明確に“違法表示”に分類されるように。
  • 「PR」表記なしの投稿が対象で、ブログ・SNS・YouTubeなど媒体を問わず適用
  • ASP経由のアフィリエイト案件も対象になる可能性あり。

「個人ブロガーだから大丈夫」は通用しません!


◆ 実際に問題になったステマ事例

【事例①】人気インフルエンサーによる美容クリームの“体験談”投稿

ある女性インフルエンサーがInstagramで「個人的におすすめ」と紹介していた美容クリーム。
実は企業からの依頼で報酬を受けていたにもかかわらずPR表記がなく、後に景表法違反として行政処分が下された。

【事例②】アフィリエイトブログが紹介した健康食品

検索上位に表示されていた某アフィリエイトブログ。
中立的なレビュー風に書かれていたが、実はすべて広告主からの依頼で書かれた記事であることが判明し、消費者庁の注意喚起がなされた。


◆ 「これってステマ?」グレーな行為チェックリスト

  • 商品提供を受けたが「提供品」「PR」と記載していない
  • 報酬を得て紹介しているが“個人の感想”としか書いていない
  • 自分では使っていない商品を、写真付きで「使っています」と表現
  • アフィリエイトリンク付きなのに広告表示が見当たらない

これらはすべて、悪意がなかったとしてもステマと見なされる可能性があります。


◆ NG表現とOK表現の違いとは?

❌ NGな例:

  • 「これ、本当に良いです!個人で買いました(実際は提供品)」
  • 「効果にびっくり!(実際は使ってない)」

✅ OKな例:

  • 「※この記事は商品提供を受けて執筆しています」
  • 「アフィリエイト広告を含みます。詳細はページ下部に記載しています」

◆ ステマを避けて信頼されるブロガーになる5つのポイント

ブロガーとして長く読者に支持されるためには、「信頼される発信者」であることが何より大切です。
ステマと誤解されないように、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。

  1. PR・提供表記は記事冒頭や目立つ位置に書く
     「このブログは広告を含みます」や「本記事は企業から商品提供を受けています」などの表記を、記事の冒頭や目立つ場所に明記しましょう。読者が最初に気づけることが大切です。記事末尾だけの表記では不十分です。
  2. 実際に使った上で、自分の感想として書く
     提供された商品やサービスでも、実際に試した上で率直な意見を書くことが基本です。使っていない商品について「これは本当に良かったです」などと書くのは虚偽にあたり、信頼を損ないます。
  3. 記事の途中にも広告である旨を繰り返し記載する
     長文記事の場合、読者は途中から読むこともあります。途中にアフィリエイトリンクや広告がある場合は、記事内にも再度「PRを含みます」「ここから広告リンクになります」などと挟むのがベターです。
  4. 過剰な効果表現・嘘の口コミは絶対NG
     「絶対に痩せる」「誰でも効果あり」などの表現は、景品表示法でもアウト。医薬品的な効果をうたうと薬機法違反にもなりかねません。事実に基づく、等身大の表現が大切です。
  5. 広告主にも、読者に正直でありたいと伝えておくこと
     提携前や記事作成の際に、「ステマになるような表現はできません」「PR表記をしっかり入れます」と先に伝えておくと、後々のトラブルを防げます。誠実なブロガーであることが広告主からの信頼にもつながります。

ステマへの意識が低い広告主もいます。


◆ こんなケースはどうなる?クリック型広告や個人的におすすめ商品のリンクを貼った場合

ステマかどうかの判断で迷いやすいのが、「クリック型報酬」や「自分で選んで貼っているリンク」のようなケースです。

私が使っているまな板はこれ!と楽天ROOMに誘導したりすることありますよね。

このような場合でも、収益につながる可能性があるなら、広告であることを明記するのが安全です。

  • クリック型広告(例:バナー広告、テキストリンク)
     自動で表示されるクリック報酬型広告も、読者にとっては広告かどうか判別しづらいことがあります。そのため、「当ブログには広告が含まれます」と記事冒頭などに明記するのが安心です。
  • 個人的におすすめの商品にアフィリエイトリンクを貼っている場合
     企業から直接依頼を受けたわけではなくても、リンクを通じて収益が発生するなら、その旨を記事内に明記した方がよいです。

 実際に使用した上でのおすすめであっても、「リンクをクリックして購入されると収益になる可能性がある」という事実は読者に伝えるべきです。

知らずに「個人のおすすめだから」と表記を省いてしまうと、意図せずステマと見なされるリスクも。読者に対して透明性を保つことが信頼につながります。

やるべきことをやっておくことで、自分のブログを守れます!

◆ ステマがどうしてバレるのか?誰がチェックしているの?

「こっそりやればバレないのでは?」と思っている人ほど危険です。
ステマが発覚する理由には以下のようなものがあります。

  • 読者・フォロワーの通報
     広告なのに自然すぎる投稿に「おかしいな?」と気づいた読者が、消費者庁やSNSプラットフォームに通報するケースが増えています。
  • 競合・ライバルのチェック
     同じジャンルのライバルブロガーや企業がチェックしていて、ステマに該当すると判断されると指摘・報告されることも。
  • 消費者庁のモニタリング
     消費者庁はAIなどを使ってネット上の広告表示を定期的に監視しています。違反が見つかれば調査・指導が入る可能性も。
  • ASPや広告主側の内部監査
     アフィリエイト広告を出している企業側がステマに厳しいポリシーを設けており、提携ブロガーの記事をチェックすることがあります。

バレるかどうかではなく、「読者との信頼関係」を常に考えて行動することが、ブロガーとしての責務です。


◆ 違反したらどうなる?ステマのリスク

  • 行政処分・注意喚起(企業だけでなく発信者側も)
  • ASPからのアカウント停止・提携解除
  • 読者からの信頼喪失・炎上・アクセス減少

失った信頼を取り戻すのはとても大変です。


【まとめ】~PV数は関係ないステマへの意識

「バレなければ大丈夫」ではなく、「バレたら終わり」なのがステマ問題。

信頼されるブロガーとして長く続けたいなら、正直で透明な発信がいちばんのブランディングです。
PRならPRと、広告なら広告と。きちんと伝えることで、読者との信頼関係はむしろ強くなります。

私の記事なんて訪問者数1桁だから・・・なんて関係ありません!

むしろ読者が少ない時期から、しっかりステマへの意識を高めていくことが大切だと、ルンは肝に銘じています。

“知らなかった”では済まされないこの時代。
自分のブログを守るためにも、今日から「ステマしない」発信を心がけましょう!

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