【体験談】高い?目立たない?本当に効果ある?子どものマウスピース矯正の真実

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ルン家の子供は小学6年生~高校2年生まで、マウスピース矯正をしていました!

「うちの子にマウスピース矯正って向いてるの?」
そんな不安を抱える親御さんへ。
実際に小学生で矯正を始めた体験をもとに、費用・通院・向き不向きまでリアルにお伝えします。

1. はじめに:マウスピース矯正は子どものうちに始めるべき?

昔は歯の矯正といえば「銀色のワイヤー」が主流でしたが、今では目立たない「マウスピース矯正」が増えています。
特に思春期に差し掛かる年齢の子どもたちには、できるだけ自然な見た目で、かつ効果的に治療できる方法を選びたいですよね。

ルン家の子供も小学6年生からマウスピース矯正を始めました。
今回はその実体験をもとに、子どものマウスピース矯正について役立つ情報をまとめてお伝えします。

2. 子どものマウスピース矯正とは?

「マウスピース矯正」は、透明な取り外し式の装置(アライナー)を使って、少しずつ歯を理想の位置に動かしていく矯正方法です。
目立たず、痛みも少なく、衛生的で、子どもの学校生活にもなじみやすいのが特徴です。

その中でも有名なのが、「インビザライン(Invisalign)」というブランド名です。

インビザラインってなに?

「インビザライン」は、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース矯正システムで、世界中で1400万人以上の治療実績があります。

子ども向けには「インビザライン・ファースト」という専用シリーズがあり、顎の成長を利用しながら永久歯の歯並びを整えていく設計になっています。

他にもマウスピース矯正器具を販売している会社はありますが、小児矯正向けで信頼性が高く、世界的に症例が多いのは現状インビザラインが圧倒的です。

※ この記事では「マウスピース矯正」という名称で統一して解説していきます。

3. マウスピース矯正の仕組み

矯正用の透明なマウスピースを、1〜2週間ごとに交換していきます。
それぞれが少しずつ異なる形状をしており、歯が少しずつ動いていく仕組みです。

1日20〜22時間の装着が基本で、飲食や歯磨きの時だけ外します。
定期的に歯科医院でチェックや型取りを行いながら、治療が進行します。

学校に専用ケースを持参して、給食の時に外して入れていました。
慣れれば、1秒でサッと取り外し可能です。

4. どんな症状ならマウスピース矯正でいける?

比較的軽度〜中度の歯列不正に対応しています。

• 出っ歯(上顎前突)

• すきっ歯(空隙歯列)

• ガタガタの歯並び(叢生)

• 過蓋咬合、開咬など

ただし、重度の噛み合わせのズレや骨格的な問題がある場合は、ワイヤー矯正や外科治療が必要になることもあります。
診断は必ず専門医に相談しましょう。

マウスピース矯正専門のクリニックではなく、まずは小児歯科を受診することが大切です。

5. マウスピース矯正が向いている子、向いていない子

向いている子

• 決められた時間、装着を守れる子

• 几帳面でなくしものをしにくい子

• 見た目を気にする子(特に思春期)

• 親がある程度フォローできる環境

向いていない子

• 装着を忘れがちな子

• 外した後の保管や衛生管理が苦手な子

• 飲食のたびに歯磨きが難しい生活環境

• 重度の不正咬合がある場合

ルン家の子供は痛みに弱いことも、マウスピース矯正を選んだ1つの理由です。

6. 実際にどうだった?ルン家のケース

小学6年生で矯正を開始。
歯並びのガタつき(特に八重歯)が気になり始めたタイミングで矯正歯科に相談しました。

最初は装着に不安がありましたが、すぐに慣れて、ちゃんとマジメに決められた順番で矯正が進んでいきました。
透明で目立たない(友達はほとんど気がつきません)ことも、気兼ねなく使えたポイントだと思います。

飲食の際は外す必要があるのですが、これも給食の前後にトイレでサッと一瞬で取り外しができるので、大きな負担にはならなかったようです。

もう少し下にスクロールすると、矯正前と後のイラスト画像を載せています!

7. トータルでかかったリアル費用

治療費は医院によって異なりますが、ルン家の場合は以下の通りでした:

症例~上顎右側犬歯低位唇側転位(八重歯)及び下顎の左方偏位を伴う上下顎正中の不一致(上の前歯と下の前歯の中心がずれている)

• 初診〜診断料:5万円

• マウスピース矯正動的治療(マウスピースで歯の位置を動かしていく期間/約3年)
73万円+毎回処置料(月1回~2か月に1回)3000~4000円

• 保定治療(マウスピース治療が終わった後に、歯の位置が元に戻らないように固定する期間/約2年)
3万円+毎回観察料(3か月に1回~半年に1回)4000円

合計:約95万円(保険適用外)

※都度必要に応じて、レントゲンや衛生指導などが行われ、その費用も上記に含まれています。

トータルで100万円の予算を見込みましょう。

※ 費用は「通院先の料金設定」「支払い方法(分割・一括)」などで異なるため、事前に確認が必須です。

※ルン家が通った矯正歯科は、矯正の進捗状況に応じて必要なマウスピースが増えたとしても、その分の費用はかからない方針でした。

※なお小児の歯科矯正は保険適用外の診療ではありますが、医療費控除の対象に含むことで、確定申告すると税金が還付されます。

8. マウスピース矯正 通院の頻度

基本は「1か月〜2か月に1回」の通院でした。マウスピースの進捗確認や新しい型の受け取り、歯のクリーニングなどが行われます。
後半にいくにつれ、どんどん通院の間隔が長くなっていくのもマウスピース矯正の特徴です。

通院自体は短時間(30~45分程度)で済むことが多く、学校帰りや土日でも対応してもらえる医院が多いです。

9. マウスピース矯正にかかる年月

ルンの子供の場合、

• 動的治療:約18か月〜24か月
• 保定期間:24か月以上

という説明を最初に受けて、実際にはトータルで約5年弱かかりました。

自己管理が必要な分、きちんと装着時間を守れば、ワイヤー矯正と同等のスピードで進行します。

マウスピース矯正を行った実例画像

下の画像は、実際にルンの子供がマウスピース矯正を行った時のbefore&afterです。
(子供の許可を得て、実際の写真をイラスト加工しています)

左側は矯正を始める前で、右側がマウスピース治療が終わって保定治療の途中に撮ったものです。

子どものマウスピース矯正のビフォーアフター画像

八重歯がキレイになったのと同時に、上の前歯と下の前歯の中心がぴったり揃っています♪

10. なぜ子どものうちに矯正した方がいいのか?

一般的に子供の方が、顎の骨や歯根周辺の組織が柔らかいため、歯科矯正に反応しやすいと言われています。

その他にも成人前にマウスピース矯正をするメリットはいくつかあります。

• 顎の成長を利用して自然な形で整えられる

• 抜歯のリスクを減らせる

• 虫歯や歯周病の予防になる

• 思春期前に見た目のコンプレックスを解消できる

大人になってからの矯正よりも、治療期間・費用・痛みの面でもメリットが多いのが特徴です。

マウスピースのおかげで正しい歯磨き習慣が身について、虫歯0!という嬉しい副産物もありました♪

11. 信頼できるマウスピース矯正歯科の選び方

マウスピース矯正のネット広告を多く見かけますが、子供の矯正は特に慎重に信頼できる歯科医院を選びましょう。

• 日本矯正歯科学会の認定医がいるか
• 小児マウスピース矯正の症例数が多いか
• カウンセリングが丁寧か(無理な勧誘がない)
• トータルでかかる年数と費用についての詳細な説明があるか
• 通いやすい場所・予約の取りやすさ

ルン家は札幌でいくつかの候補の中から検討しました。
ちなみにその候補は、かかりつけの歯医者さんで挙げてもらいました。

無料相談を複数受けて比較するのもおすすめです。

12. まとめ:子どもにも「目立たない矯正」という選択肢を

マウスピース矯正は、「痛くない・目立たない・通いやすい」といった特徴から、子どもにとっても現代的で取り入れやすい矯正方法です。

もちろん、自己管理や装着時間などのハードルはありますが、子ども自身のモチベーションと親のサポートがあれば乗り越えられるものだと、実体験から感じています。

「矯正した方がいいかな?」と感じたときが、第一歩を踏み出すタイミングかもしれません。
まずは信頼できる矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか?

歯科矯正は大人になる前に、親からプレゼントできる価値あるものだと思います。

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