
賃貸契約の火災保険は、言われるままに入ると損しているケースが多いです。

でも、あれって決められた会社のに入らなくてはいけないんじゃないの?
たしかに・・・
賃貸の契約をするとき、「こちらの火災保険にもご加入ください」と不動産会社に言われて、そのまま書類にサインした──。
という人は多いと思います。
実はそれ、ちょっと待った!なんです。
火災保険は確かに必要ですが、不動産会社経由の保険は割高なケースが多いんです。

実は自分で決めた保険に入ってもいいんだよ!
この記事では、なぜ払いすぎになるのか?そしてどう見直せばいいのか?をやさしく解説します。
目次
火災保険は「入るべき」もの

大前提として、火災保険に入らなくてもいいという話ではないよ!
賃貸住宅で火災保険が必要なのは、自分の持ち物や、部屋を壊してしまったときの補償があるからです。
例えば──
- 自分の不注意でコンロの火がカーテンに燃え移った
- 洗濯機のホースが外れて階下に水漏れ
こうした事故の修理代は、入居者が負担するのが原則です。
そして、その費用をカバーしてくれるのが「賃貸用の火災保険」です。

問題は、どこの保険を選んで入るか?なんです。
不動産会社経由の火災保険は高い
賃貸契約時にすすめられる保険は、多くが「代理店型」で、不動産会社や管理会社が仲介手数料を受け取る仕組みになっています。

なるほど!だから高めなんだ!
例えば・・・
🔸 不動産会社経由 → 2年間で 18,000円前後
🔸 自分でネット契約 → 2年間で 8,000円〜12,000円前後
と、数千円〜1万円以上の差がつくことも珍しくありません。
しまも契約書を読むと、補償内容に差がないことが多いです。

金額の差は、サービスの差ではないんです。
注目!補償内容が重複していることも

ここからさらに調べてみてほしいことがあります!
最近は、クレジットカードや自転車保険などに「個人賠償責任補償」がすでに付いているケースも多いです。
もし火災保険にも同じ補償が含まれていると、同じ事故に対して二重に保険料を払っていることになりますね。

それは盲点!

他の保険やカードの付帯特典をチェックしてみるのがおすすめです。
契約のとき「保険加入は必須」と言われたら?

そう、そこ…。なんの説明もなく、当たり前のように言われる。

実はここ、勘違いしやすいポイント。
不動産会社が言う「火災保険の加入は必須」は、「指定の保険に入らなければいけない」という意味ではありません。
法律上は、入居者が火災保険に加入していることを確認できればOKです。

つまり、自分で選んだ保険に入っても問題なし。
ただしその場合は、
- 保険証券や契約書のコピーを不動産会社に提出する
- 契約書の「保険会社・証券番号」欄に記載する
といった手続きが別途必要になります。

そうだったんだぁ。不動産屋さんも、あえて自分からは言わないだけなんだね。
火災保険料を見直すときのポイント
改めて、必要最小限の火災保険を選ぶポイントをおさらいします。
補償対象を確認する
家財(自分の持ち物)+借家人賠償(部屋の修繕)
この2つが入っていればOK。不要な特約は外しても大丈夫です。
家財の金額を現実的に
一人暮らしなら100〜300万円程度で十分。
家族なら500万円程度を目安に。

うち、ニトリや無印の家具ばかり。家電もコスパ重視で選んでるし。
ネット火災保険を比較する
楽天やSBIなど、多彩な賃貸向けプランの中から自分で選べます。
比較サイトを利用するのもよいでしょう。

こんな人はすぐ見直そう!
あなたは、次のどれか1つにでも当てはまりませんか?
この場合、ほぼ確実に見直す余地ありです。
1万円の差でも、5年・10年住めばかなりの金額になりますよ!
まとめ~火災保険は「指定」ではなく「選べる」
賃貸契約時に入った火災保険ーーよ~く吟味すると、払いすぎていることが本当に多いです。
以上のような、不動屋さんが絶対に教えてくれない真実を覚えておきましょう。
「火災保険=生活を守る保険」ですが、余分に払う必要まではありません。
次の更新や引っ越しのときには見直して、本当に必要な補償だけにしておきましょう。

今の賃貸に住み続ける場合も、ちゃんと変更ができますよ。
✍️ まとめポイント
| 比較項目 | 不動産会社経由 | 自分で契約 |
|---|---|---|
| 保険料 | 高め(2年1.8万円前後) | 安め(2年0.8〜1.2万円) |
| 補償内容 | 固定プラン(不要な特約も) | 必要に応じて選べる |
| 手続き | 簡単(自動セット) | 自分で申請が必要 |
| 節約効果 | 少ない | 大きい! |


コメント