最近、ランサーズなどのクラウドソーシングで受ける依頼が明らかに変化していると感じています。
以前は、「記事作成」「広告宣伝フライヤー」といった仕上げ作業の依頼が多かったのですが、今は「AIではできない部分」や「AIに読み取らせる前の下ごしらえ」を依頼されることが増えています。
例えば・・・
- 公式サイトから正確な情報を拾う
- 最新情報の正誤性確認
- 複数のサイトの情報収集
- ギャラリー(ポートフォリオ)サイトやコピペ禁止サイトをまとめる
こうした地味だけど時間のかかる作業を、下請けライターの人力に頼ることが多くなりました。

作業量のわりに、単価は低い…。フリーランスにとっては悩ましい状況です。
AIができない仕事が増えている現実
無料の生成AIは便利ですが、公式サイトの最新情報をリアルタイムで読み取ることはできません。

平気で古い情報や、でたらめの数字で仕上げてくることがあるよね。
そのため、AIに丸投げしても不正確な情報が混ざることがあり、最終的には人間によるチェックや整理が必要になります。
また、依頼者の中には「AIでできるでしょ?」という認識があるため、作業量に対して単価が低く設定されがちです。

例えばランサーズでは、1時間かけてやる内容の報酬が400円だったりします。
それでも適当な仕事はしたくない
たとえ単価が低くても、適当に仕事をこなすことは避けたいと思っています。
それは言葉を扱う者のプライドであり、今後も継続して直接依頼をいただくためでもあります。

とはいえ時間を無駄にかけるわけにもいきません!
この矛盾を解決するために、作業を効率化する仕組みを考えました。

音声入力 × AI分類 × マインドマップ
例えば、指定されたサイトからできるだけ多くのワードを抜き出す作業を依頼されたとします。
AIにサイトのテキスト文字をコピペできれば話は早いのですが、そのような簡単な作業は回ってきません。(それができれば依頼人がやってしまいます)
問題は、無料AIツールでは読み込めないようなURLの中身を大量に抽出する作業です。
こんな厄介なパターンですね。
効率よい作業の流れ
そこで私がたどり着いたやり方です。
- 公式サイトをPCで閲覧
- 拾った単語を音声入力でスマホに記録
→Googleのワードドキュメントに入力しています。そうすればPCと連動できるので。 - 入力した単語の羅列をAIにコピペする
- カテゴリーごとに整理してもらう
その後、カテゴリーごとに分類されたものを、マインドマップやエクセルなどにコピペして完成です。
この方法で、アナログで1時間半はかかっていた作業が、30分以内で終わるようになりました!

3分の1も短縮だ!
この方法のポイント
あくまでも、下請けライター程度の単価で有料AIを使いたくない私のやり方です。
- 無料AIでは公式サイトの情報を正確に読み取れない → 情報収集は人力
- AIは分類・整理が得意 → その手の作業は丸投げ
- 音声入力でタイピングの手間を省略 → 効率化(目に入った情報を読み上げるだけ)
- 提出用フォーマットに整形してもらう → 後処理の最小化
なお、無料AIでもマインドマップやエクセルに貼り付けるだけの状態に仕上げることは可能です。

エクスポート機能などを使わなくても、コピペでいけます。
ラッコキーワードも使える
時には、特定の公式サイト指定ではなく「この商品全般のネット情報をざっくりまとめてください」と依頼されることもあります。
そんなときはラッコキーワード(無料版)が便利です。
- 商品名やサービス名を入力
- 関連キーワードを一括取得
- カテゴリ(ブランド・価格・評判・機能・使い方など)ごとに整理
- その整理をAIに投げてフォーマットに整形
こうすると自力で情報収集する時間が減り、効率的に最新情報の整理が可能です。

下請けライターのタイパを守る
今後も確実に収入になる下請けライターの仕事は続けていきたいです。
でも単価を下げたくないし、時間に縛られたくはありません。
なので安い仕事でも「自分の時間を守りながら、高品質な成果物を出す」仕組みを作っています。

AIは万能ではないからね。

有料プランでさえ、事実とは異なる回答を出してくることが多々あります。
人間にしかできない部分は自分でやりつつ、その時間をどれだけ工夫して短縮できるか?これからもそんなことを追求していきたいと思います。
改めて・・・
クラウドソーシングでは、「AIにできない仕事」や「AIを活かす前段階の作業」が増えています。

つまり依頼人にとって手間がかかる部分の作業だね。
しかし、その部分をうまく効率重視で乗りこなせば、時間に縛られず、自分のペースで仕事を選べるようになります。

時間をかけた分だけいい仕事とは限らない!
「最近、記事作成の依頼がめっきり減ったな…」
「くる依頼は、手数が多いわりに単価が低い」
「気がつけば2時間もPCに!これで500円以下の報酬なんて切ない」
と悩む下請けライターさんの、少しでもヒントになれたら幸いです。




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