
今回は北海道のお祭りの体験レポートです!

札幌在住の私たちが、根室まで美味しいお祭りを求めて旅をしてきました♪
目次
根室さんま祭りってどんなお祭り?
北海道の最東端に位置する街、根室市。

この街の秋の味覚を代表するのが、「さんま」です。
根室港は日本有数のさんま水揚げ港であり、その新鮮で脂の乗ったさんまを無料(お皿+箸代のみ別途数百円)で提供するのが「根室さんま祭り」です。


最初は町の有志5名ほどで始めた企画だったようです。

今では市外からたくさんの人が訪れる、北海道を代表する大きなお祭りに!
最大の見どころは、港に並んだ特大の炭火焼き台で、新鮮なさんまを豪快に焼き上げる光景!
無料で提供される(または格安で販売される)焼きさんまを求めて、道内外から多くの観光客が訪れる、根室最大のイベントの1つです。
※例年9月末or10月上旬に開催
【初日・根室】午前中の空白と「エスカロップ」で体力回復

札幌発の夜行バス(22時発)に乗り、翌朝6時半に根室駅前ターミナルに到着。
とはいえさんま祭り初日のスタートは12時~。午前中がまるまる空いてしまい、これが今回の旅の最初の難関でした。

さんま祭りは2日間の開催。2日目は午前中からやっているけど、初日は午後からなんだよね。
※開催日程は変わることがあるので、事前HPなどでご確認ください。
教訓1:早朝の根室駅周辺に開いている店はほぼない!

結論から言うと、早朝の根室駅周辺は驚くほど静かです。ファストフード店はもちろん、朝早くから開いているカフェもほとんどありません。
結局、会場近くのセブン-イレブンで朝食を調達し、外で食べながら時間をつぶすことに。これが後の体力消耗につながる反省点となりました。

【対策】
事前にプランを立て、タクシーで「納沙布岬」へ向かうなど、移動時間を観光に充てるべきでした!今回は疲労で歩き回ってしまい体力消耗。早朝到着の際は、無理せずタクシー移動を組み込むのが賢明です。
納沙布岬は根室駅からそこまで離れておらず、タクシーで往復しても1万円かかりません。もちろん絶景は時間に関係ないので、早朝の岬を目に焼きつけるプランおすすめです!

根室名物!洋食「エスカロップ」でパワーチャージ

さんま祭りの前に、旅の目的の1つだった根室のご当地グルメをいただきました。
朝の空白時間を埋めるために歩き回った後、11時にオープンする喫茶店・薔薇で「エスカロップ」をオーダー。
◆エスカロップとは?
根室発祥の洋食で、バターライスの上に薄切りにした豚肉のカツを乗せ、デミグラスソースをかけた料理です。カツとバターの風味、そして濃厚なデミグラスソースの組み合わせがたまらない、ガッツリ系のメニュー。旅の疲れと午前中の体力消耗を一気に回復させてくれる、まさにソウルフードです。



シロップ濃いめがうれしいソーダフロート

炎天下の「さんま祭り」!長蛇の列に怖気づいた…
エスカロップでエネルギーを補給し、いよいよさんま祭り会場へ。しかし、そこでまた大きな壁にぶつかりました。
教訓2:さんまを食べるには覚悟と準備が必要!
この日はまさかの25℃超えという暑さ!日差しが非常に強く、急遽イオンで日傘を購入するほどでした。

この時期の根室では珍しい!
そして、焼きさんまの無料提供コーナーには、すでに長蛇の列が!
午前中の散策で体力を消耗していた私は、この列を見て一気に怖気づき、並ぶのを断念してしまいました。これが旅の最大の反省点です。

もしかしたら回転が速く、案外早くありつけたかもしれません。

祭り慣れしていない家族なので、つい体力優先になってしまいました…
さんま祭りに必要な対策


軽量タイプの椅子があると良かった。
焼きさんまは逃したが、屋台グルメを満喫!

メインの焼きさんまは食べられませんでしたが、会場にはサンマ料理を提供する屋台がたくさん出ていました!
私たちはそこで、「さんまラーメン」「さんまのつみれ汁」「さんまロール寿司」「秋刀魚おむすび」を堪能しました。


汁物はさんまの出汁がよくきいていて絶品です!


地元の銘酒「北の勝」も300円で提供されていました!飲みやすくてファンになりました。

大盛況の雰囲気を味わいながら、根室の味覚をしっかり楽しむことができました。

さんまを焼いているにおいを嗅ぎながらで、なお美味しい!
まだまだある!根室のおすすめスポット

私は旅先で地元にしかないスーパーやコンビニに行くのが好きです♪
根室でおすすめなのが、「タイエー」というコンビニ。

函館のハセガワストアに弟子入りした過去を持つ社長が、根室でも焼き鳥弁当が食べられるようにチェーン展開しているコンビニです。(セコマ商品を多数取り揃えています)

もう1つは、地元民で大人気のおしゃれなスーパー「マルシェデキッチン」。

開店前からたくさんのお客さんが待っていました。
どことなく北海市場のようなレイアウトと品ぞろえで、お土産コーナーも充実。スーパーオリジナルのお惣菜も豊富で、新鮮なお魚やお肉がたくさん売られていました。

どちらも根室駅の徒歩圏内。お時間ある方は、ぜひ足を運んでみてください!

根室をとことん楽しみたい方は、こちらのサイトがおすすめです☟

【2日目・釧路】絶景とご当地グルメで最高のフィナーレ
焼きさんまの列に並ぶことを断念した決断は、悪いことばかりではありませんでした。
早めに会場を後にし、釧路行きのJRにタイミングよく乗車したのが功を奏したのです。

鈍行・花咲線に乗車。1車両です。
根室から釧路までの乗車時間は、約2時間半です。
この車中で寝るのはもったいない!
途中、沼で羽を休める野鳥や、隙あらば列車に飛び込んでこようとするシカの群れを眺めることができます。

汽笛鳴らしっぱなし!


ココシルアプリDLしておけばよかった!
絶景!幣舞橋(ぬさまいばし)の夕日に間に合った!

釧路駅に到着後、向かったのは「幣舞橋」。
ここは釧路の夕日が見られる絶景スポットです。


札幌の豊平橋、旭川の旭橋と並ぶ北海道三大名橋のひとつなんだって。
太陽が地平線に沈む瞬間、橋の上にはたくさんの観光客が集まっていました。
空と海がオレンジ色に染まる幻想的な風景は、旅の疲れを忘れさせてくれる最高の光景でした。

釧路名物「スパカツ」で夜の締めくくり
夕日を見た後は、釧路のご当地グルメ「スパカツ」発祥の店として有名な「泉屋」へ。


スパカツとは、熱々の鉄板にミートソーススパゲッティを乗せ、その上にカツレツを乗せた、ボリューム満点の一品です。
ジュウジュウと音を立てる鉄板のスパカツは、まさに釧路の夜を締めくくるにふさわしい逸品でした。



他にもボリューム満点のメニューがたくさん



冷え冷えのビールも最高♪

すぐに満席になるので、ピーク時間をずらして行くのがおすすめ。
漁港は働く船が至近距離で感動!

釧路ではぜひ、夜の漁港散歩がおすすめです!
これからまさに出航する漁船を、目と鼻の先に眺めることができます。

ライトアップが幻想的

漁師さんの息遣いまで聞こえてきそうな距離感で大興奮!


釧路は繁華街も栄えて、夜遅くまで堪能することができます。

最高の朝食バイキングでリフレッシュ
宿泊したビジネスホテルは、口コミ評価の高い朝食バイキングが自慢。
前夜に急遽朝食付きに変更し、大正解でした。(前日深夜12時まで予約可能。大人1100円)

足を伸ばして眠れた熟睡効果と相まって、充実した朝食でしっかりリフレッシュできました。

やっぱり夜行バスは疲れるなあ…
釧路は根室に比べて飲食店が多く、駅周辺も栄えているので、素泊まりで外食を楽しむのも良いでしょう。海辺の朝散歩も気持ちよかったです。

帰りは線路補修のため代行バス

訪れた日はちょうど数日前に発生した大雨の影響で、線路補修工事の真っ只中でした。
そのため、釧路から帯広までは代行バスで移動。
数台のバスが用意されていて、全員が座って帯広まで移動できます。(ただし車内トイレはなし)

これもまた1つの旅の思い出です。
旅の教訓まとめ
今回の旅で、根室さんま祭りに行く人へ伝えたい教訓は以下の3点です。
教訓 | 具体的なアドバイス |
午前中の有効活用 | さんま祭り初日は午後開催が多い。早朝到着の場合、駅周辺に店はほぼ開いていないため、タクシーや路線バスを使った具体的な観光プラン(納沙布岬など)を事前に立てておくべし。 |
さんまを食べる準備 | 長蛇の列を覚悟すべし。暑さ(防寒)対策、椅子やレジャーシート、モバイルバッテリーを持参し、並ぶための体力と時間を確保すべし。 |
夜行バスの向き・不向き | 札幌→根室の夜行バスの乗車時間は8時間強。トイレもありカーテンで仕切られているのでプライバシーも守れるが、体力はけっこう削られます。 |


愛用している最強酔い止め薬
今回は焼きさんまを逃してしまいましたが、絶景やご当地グルメを楽しむことができ、非常に学びの多い旅になりました。
この経験が、根室さんま祭りへ向かう方の参考になれば幸いです!

ルン家が旅に出る理由
きっかけはこちらの本です。
これまで資産を作ることばかりに夢中で、ぜんぜん旅行や体験をしていないことに気がつきました。
まもなく子供も独立。

でも遊び慣れていないから、どう楽しんだらいいかわからない…

まずは北海道のいろんなお祭りに行ってみよう!
ということで、近場~遠出まで、色んなイベントを検索しています。
これからも体験記として、北海道の様々なお祭りを紹介していきたいと思います♪
ルン(夫)~一般的なサラリーマン。わりと休み希望が通りやすい。(というか周りの目を気にしない)バイク旅とJRが好き。事前にいろいろ調べて、計画通り動く。早めの行動が癖になっていて、時間を余すことも多い。その土地の美味しい日本酒を飲むのが楽しみ。
ぺちゃ(妻)~午前中だけ働くパート主婦。シフト制なので休み希望には気を使う。ペーパーなので運転はできない。計画を立てるのは夫任せ。イレギュラーには寛容。甘いものが大好きで地元の銘菓について調べる。ソフトクリームをいつも探している
(子)~ルン家の一人娘。高校生。バイト人間でスケジュールを合わせるのが大変。美味しいものが食べられるなら、文句も言わず親が決めた工程についてくる。マイペースだけど素直ないい子。
普段の外食や洋服は株主優待で賄っています。その様子はこちらで紹介☟


こちらのサイトは美味散歩さんでも取り上げていただきました♪
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地元北海道のイベントや名所(名店)めぐりの体験レポ。たまに北海道を飛び出します。
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