「夕食後のシンクを見ると一気に疲れが出る…」
そんなルン家のストレス源を3万円以内でまるっと解決してくれたのが、VIBMIのタンク式卓上食洗機。
※「モーソー」という名称で紹介されていることもあります。どちらも同じモデルです。本記事では「VIBMI」の読み方で統一します。
この記事では、実際にルン家で半年以上使って感じたコスパの良さと、リアルなメリット・デメリットをまとめます。
さらに賃貸の狭いキッチンに、なるべくお金をかけずに食洗機を設置したある工夫についても解説します。
目次
なぜVIBMIにした?──決め手は工事不要×3人分サイズ
価格の安さと、見た目に一目ぼれでした!

ルン家は3人家族。そして引っ越し好きなので、賃貸に住んでいます。
キッチンのスペースは狭いです。
比較ポイント | 我が家の条件 | VIBMIの特徴 |
---|---|---|
設置工事 | 賃貸なのでNG | タンク給水 or 分岐水栓の2WAYで工事不要 |
置き場所 | 分岐水栓を使いたいので蛇口の近く ※スペースがかなり狭いのが課題 | W42.5×D42.5×H45.5 cm |
家族人数 | 夫婦+子の3人(基本自炊) | 食器約16点+小物類が1度に入る |
予算 | ~3万円 | セール時は27,990 円で購入可能 |
ポイント
- タンク式なので蛇口工事が不要。引っ越しの多い賃貸勢でも気軽に導入できます。
- 3人家族なら夕食後の食器+小さめの調理器具がほぼ1度で収まる容量。

ただしフライパンや鍋、ボウル、まな板などはきびしいです。
箸入れは中身が飛び出やすいので、ワイヤーを巻いています。
小さめのフライパンなども入ります。大雑把に入れてもOK。
スペックと使い勝手をざっくりチェック
ここではメーカーの情報を表にまとめます。
項目 | スペック/実測値 |
---|---|
洗浄コース | 標準・エコ・スピード・念入り+乾燥 |
使用水量 | 約5 L/回(タンク満水) |
消費電力 | 最大900 W(ヒーター使用時) |
運転時間 | スピード35分・標準70分(乾燥込み) |
付属品 | 給水カップ・給水ホース・排水ホース・食器カゴ |
実際の流れ(タンクに手動給水)
- 付属カップで水を3回注ぎ(約5 L)
※下にタンクがあるタイプなので入れやすい! - 洗剤をひとさじ投入
- ボタンでコース指定 → スタート!
- 排水は同梱ホースをバケツへ。シンク横でなくてもOK。

ルンは毎回給水するのが面倒なので、蛇口から直接水が流れるようにしました。
実際の流れ(蛇口から自動給水)
- 蛇口に取り付けた分岐水栓(別売り)を食洗機の方に切り替える
- (以下の流れは同じ)
※シンクの近くに設置したので、排水も直接シンクにしています。
付属の給水ホースを別途用意した分岐水栓に取り付けるだけ。(ご自宅の蛇口タイプをご確認ください)
そうすれば自動で5ℓの水が食洗機に流れていきます。とってもラクチン!

給水タンクも必要なくなるので、ルン家では外してしまっています。
低くなるので圧迫感も減ります。
半年間使って分かった推しポイント
○ 良かった点 | ✖ 気になった点 |
---|---|
手洗い比 1/7 の節水〈5 L vs 手洗い75 L〉 | 毎回タンクに給水する手間→蛇口から直接給水で解決 |
電気代も1回約25円※で家計に優しい | 運転音がやや大きめ(テレビの近くだと気になる) |
高温洗浄で油ものスッキリ・除菌も安心 | 庫内高さ22cmなので、大きい皿やフライパンなどはムリ |
とにかく時短!すべて手洗いより15分は時間が浮く | 乾燥は送風のみ。水滴ゼロにならないときもあり。 |
食洗機は油汚れに強いのが特徴です。
一方でお茶碗についたご飯の粘り系には弱いので、予洗いが必要。
また高温で乾燥機能があるので、拭き上げの手間が省けるのも◎
半年使って編み出した技は、乾燥終了数分前に取り出してしまうこと!そうすると食器がホカホカ状態で、水滴が残りにくいです。(お使いの機種によっては高温になるのでお気をつけください)
手洗いとコスト比較 ―― 1年でどれだけ得する?

お得の観点からも考察
項目 | 手洗い(3人分・1日2回) | 食洗機 (標準コース) |
---|---|---|
水量 | 75 L/回 → 54,750 L/年 | 5 L/回 → 3,650 L/年 |
水道代※ | 約14,200 円 | 約 950 円 |
電気代 | 0 | 約4,900 円 |
年間合計 | 14,200 円 | 5,850 円 |
※札幌市の水道料金:1 L=0.26 円で試算。
→ 年間で約8,000 円節約。本体価格は約3年で回収できる計算です。

しかも通常の汚れならスピードコース35分で十分です!
さらに使用コストは下がりますね。
幅のないカウンターに設置するコツ(低予算!)

ここからは幅がないカウンターに、食洗機を設置した奮闘記です。
タンクに毎回水を3杯入れるのはイヤ――。
ルン家が選んだのは蛇口ホース直結+超省スペース設置の合わせ技でした。
そうなってくると次の課題は、食洗機の置き場所です。
残念ながらルン家には下の画像のように、左右に食洗器を置くスペースがないタイプのキッチンでした。

そこで着目したのが、対面キッチンのカウンターとシンクの縁を活用する方法です。
「キッチンカウンター幅15cm+シンク縁12 cm」の激狭スキマを活かし、卓上食洗機を安定して稼働させるまでのリアルな工程をまとめます。
キッチン環境とクリアすべき条件
条件 | 数値/状況 | クリア方法 |
---|---|---|
置き場所の奥行き | 15 cmのカウンタ+12cmのシンク縁 | 給水タンクを撤去・底部設置面の奥行きは約30㎝に |
高低差 | カウンターとシンク縁に約10cmの段差 | 発泡スチロール製のブロックを活用 |
水栓との距離 | 約60cm | 付属の給水ホースでOK |
排水経路 | シンク内に直接流したい | 排水ホースをシンクに這わせフックで固定 |
耐荷重 | 食洗機+水=約15kg | 耐震ポールでカウンター天井と固定 |
組み立てステップ(30分で完成)
- カウンターに使っていなかった木のまな板を置く
- (段差調整)シンク縁に発泡スチロールのブロックを2つ重ねたものを2列設置
- 食洗機を置く(念のためまな板と食洗機の間に滑り止めを敷く)
- (防振対策)食洗器とカウンター天井を耐震ポールで固定
- 給水ホースを蛇口につなぎ、排水ホースをシンクに流す
- 2本のホースを固定させて、シンク脇にフックで固定

必要部材とかかったコスト
品名 | 購入場所 | 価格(目安) |
---|---|---|
まな板 | 家にあったもの | 0円 |
発泡スチロールブロック | ダイソー | 440円(4個) |
滑り止めシート | ダイソー | 110円 |
耐震ポール | ダイソー | 550円 |
蛇口に取り付ける分岐水栓 | Amazon | 1980円 |
その他固定用フック | ダイソー | 330円(種類違いで3種類) |

トータルコスト3410円!
半年経過しますが、しっかり固定されたまま安心して使っています。
※状況によっては今後、発砲スチロールは交換するかもしれません。
まとめ~狭キッチンでも食洗機水道直結は叶う
幅30cmに満たないカウンターでも、工夫次第で食洗機は置ける!
これは大きな自信になりました。
今後また引っ越しをしても、やり方次第で安全に食洗機の設置ができるでしょう。
食器全部を手洗い+拭き上げの時間から解放されるだけでなく、給水タンクのストレスからも解放されて、ボタンを押すだけの快適生活を手に入れました。
- 賃貸なので工事不要の食洗機がほしい
- 5万円以下で探したい
- できればタンク手動給水ではな、蛇口から自動給水がいい
- 食洗機を置くスペースが足りない
- なるべく初期費用をかけずに環境を整えたい
以上にあてはまるご家庭に、少しでもこの記事が参考になればうれしいです。
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