今回は「LINEスタンプって実際どれくらいの収入が入るの?」という疑問に、筆者ルンの実体験を交えてお答えしていきます。
LINEスタンプは気軽に作れるけれど、収益化となるとまた別の話…。
プロのクリエイターさんの中には、毎月一定の売り上げが入る方もいらっしゃいますが、ルンのようなど素人のスタンプは身内以外の目に止まるのはまず皆無です。

でもあきらめないでください!
ちょっとした楽しみ方のポイントがあります♪
この記事では、「自分だけで使いたい派」から「ちょっとでもおこづかいが入ればいいな派」まで、LINEスタンプ作成の収益について解説します。

4年間のリアルな収益も公開!
目次
売上分配率のしくみをわかりやすく解説
まずはちょっとわかりづらい、自作スタンプの利益計算の仕方から。
LINEスタンプの価格と分配構造
スタンプの価格は、120円・250円(スタンプメーカー)または120円〜610円(Creators Market)から選択できます。
しかし!その金額がそのまま作者の収益になるわけではありません。
実際の分配例(2025年現在)
- 販売価格120円の場合
- App Store/Google Playの手数料:約30%
↓そこから - LINEの取り分:約50%
↓つまり - 作者の取り分:約35〜40円
- App Store/Google Playの手数料:約30%
つまり、販売価格がまるまんまもらえるわけじゃないんです。
売上分配なしの設定とは?
LINEスタンプメーカーには「売上分配なし」という設定があります。
- この設定をすると、作者はスタンプを無料でダウンロードできます。
- ただし、どれだけ売れても収益は一切入りません。

途中から、分配ありに変更するのも不可。
ルンの体験談
筆者ルンも、家族用スタンプをいくつか作成しており、こちらはすべて「売上分配なし」で申請しています。
- 自分は無料で使える
- プレゼント機能で家族に贈れる(有料)
- 収益はゼロ、でも思い出としてはプライスレス!
数人の友達にだけ限定して買ってほしい場合は、以下の記事で紹介している方法をチェックしてみてください。
【実体験レポ】結局どっち?LINE自作スタンプを身内だけで楽しむルン的方法を徹底解説 – ルンのお得生活
収益を狙ってみたらどうなる?
ルンも「せっかく作ったし、収益化も試してみたいな〜」と思い、いくつかのスタンプを収益目的で制作してみました。
が、現実は甘くない。
- クオリティ低い(プロではない)
- タグも適当
- SNSなどでの宣伝も特にせず
当然、単体で売れた形跡はほぼゼロ……。

まあ、そんなもんでしょう。
ところが申請時に次の方法を選択すると、意外な副収入が得られます!
プレミアム参加が意外な救世主に!
LINEスタンププレミアムに参加していれば、売上がなくても分配金が毎月入るという仕組み、最初はちょっと信じられませんでした。
でも、ちゃんとルールがあります。ざっくり言うと、こんな感じです:
公式ルールを一文で
月額会員が支払った料金のうち「30%」が分配プールになり、その月にあなたのスタンプを使ってくれたユニーク会員数の割合に応じて収益が分配されます。
※2025年6月現在の情報を元にしています。今後計算方法や規約が変わる可能性はあります。
数式にするとこうです:
Premium売上プール ×(あなたのスタンプ使用人数 ÷ 全体の使用人数)

ちょっと何言ってるかわからないので、例を書きます。
ルンのケースでざっくりシミュレーション
実際のルンの分配金履歴はこちら:
- 2025年4月:¥37
- 2025年3月:¥8
- 2025年2月:¥4
- 2025年1月:¥2
- 2024年12月:¥39
- 2024年11月:¥2
- 2024年10月:¥6

数字が1桁の月はスタンプ販売数は0で、プレミアムの分配金のみ入ってきている状態。
例:
全体のプレミアム当月売上が仮に2億円として、分配プールが6,000万円(30%)。
ルンのスタンプを送ってくれた人数が…5人いたとして(=0.0005%)。
→ 6,000万円 × 0.000005 ≒ 約300円
実際には5人も使ってくれる人もいなければ、プレミアム全体の売上が低い時もあります。
そのためリアルな収益は、
・普通の月→平均5円
・使ってくれる人がいた月(自己購入や身内の情け含む)→平均30~50円

単体では売れていないのに収益を得られるのは、ありがたい仕組みです。

注意ポイント
- スタンプが送信された回数ではなく、人数がカウントされる
- 絵文字や着せかえとは別枠
- CustomスタンプはPremium対象外
Premium参加の条件(さらっと)
- 販売開始から180日経過が必須
- 設定は「商品詳細>Premium>Join/Not interested」で変更可能(反映は翌月)
- Premium参加中でも通常販売と35%分配は併用OK
ルンの正直な感想
「誰も使わないだろ…」と思っていても、数人の友人や家族が使ってくれたおかげで、ちょっとしたおこづかいが入るようになりました。
プロじゃなくても、地味に嬉しいこの制度。

コツコツ生成する作業の過程が好きな人にはおすすめ。
売れたのに振り込まれない!?最低条件に注意
LINEスタンプの売上が振り込まれるには、以下の条件があります。
振込条件(2025年時点)
- 振込は四半期ごとにまとめて処理(年4回)
- 総売上が1,000円以上に達していないと、翌期に繰り越し
- 銀行口座の登録が必須(PayPayなどの即時送金はなし)
- 実際の振込額は、送金手数料と約10%の所得税が引かれる
とってもチリツモなので、忘れたころに振り込まれるおこづかいという感覚でルンはやっています。
総まとめ:ルンの収益データとリアルな実感
LINEスタンプは「身内で楽しむ」「思い出を形にする」だけでも十分価値があります。
もし収益化を目指すなら、過度な期待をせず、続けてコツコツ改善していくのが大切です。
そして、LINEスタンププレミアムに参加しておけば、たとえ売れなくてもちょっとしたおこづかいにはなるかもしれません。
★参加するだけで多くの人の目に触れる機会が増え、定額制なら使ってみようかなとルンのスタンプなんかをDLしてくれるありがたい存在が出現!
ちなみに、ルンがLINEスタンプ制作を始めたのは2021年。
1回目の収益振込申請→2023年に904円(手数料など相殺)
現在の未申請分の残高→2025年6月現在598円
丸4年間でトータル1502円・・・


この数字をどう受け止めるかは、あなた次第。作成作業の過程が好きな人には、楽しめるのではないでしょうか。

LINEスタンプ収益のリアル、少しでも参考になったらうれしいです。
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