
今回はrunのプラグインとの格闘の記録です。
目次
AIOSEOってなに?ってとこから始まる
WordPressでSEOやるなら、よく出てくるのが「All in One SEO(AIOSEO)」。
タイトル・メタディスクリプション・構造化データ・OGP・XMLサイトマップなど、SEOに関するほぼ全部を一括でいじれるプラグインです。
無料でも十分使え、有料版にしなくても細かく設定できるため「ちゃんとやりたい派」にはありがたい存在。
で、勢いでインストールして設定を始めたんだんですが…

そこからが地獄のはじまりでした。
「保存ができない」事件が発生
AIOSEOの設定画面でいろいろ項目をいじって、「保存」ボタンを押したら……
終わらない。
マジで永遠にクルクルしてて、設定が一切反映されないのです。
このとき試したこと一覧(全部無駄)
- AIOSEOを一旦無効化して、再度有効化 → だめ
- 他のプラグインとの干渉を疑って、全プラグインを無効化 → だめ
- ひとつずつオンにしながら原因を探す → 全部無関係
- AIOSEOを削除して再インストール → むしろ設定リセットされて泣いた
- キャッシュ削除、シークレットモードで再ログイン → だめ
このへんで「これはもしかして私が悪いのでは?」って精神が崩れかけます。

解決方法:ConoHaのWAFがブロックしてた
たどり着いた答えはまさかの「サーバー側」。
ConoHaを使ってる人限定の話ですが、デフォルトで有効になってるWAFが、AIOSEOの設定保存をブロックしてたらしい。
やったことは次の通り:
- ConoHaコントロールパネルにログイン
- 「サイト管理」>「セキュリティ」>「WAF」
- ドメインを選んで、WAFを一時的にOFFにする
- WordPressでAIOSEOの設定を保存する
- 正常に反映されたのを確認してからWAFをONに戻す
まじでこれだけ。
あの試行錯誤は何だったんだってなるレベルであっさり解決しました。
CocoonとAIOSEOの機能が被りまくる件
テーマにCocoon使ってると、SEO系の機能がテーマ側にもちゃんとあります。
だから、AIOSEOを使うならCocoonの設定をちゃんと止めておかないと、構造化データとかOGタグとかが二重に出てきてしまうんですね。
Google的にもSEO的にも「これはどっちを信用すればいいの?」って状態になるので、良い状態とはいえません。

つまり、よほどの目的がない限り、ムリしてSEO系のプラグを入れる必要はありません。ここ重要です。
実際にやったCocoon側の設定メモ(備忘録)
Cocoon設定 > SEOタブ
- タイトルタグの出力 → オフ
- メタディスクリプションの自動生成 → オフ
Cocoon設定 > SNSシェアタブ
- OGPタグの出力 → オフ(AIOSEOでやるので)
Cocoon設定 > 投稿タブ
- パンくずリスト → オフ(構造化データ対応させるならAIO側で出す)
Cocoon設定 > インデックスタブ
- HTMLサイトマップの設定を無効に(ここが意外と忘れがち)
Cocoonはやさしさでいろいろ出力してくれています。
それでもAIOSEOを入れて、そちらの設定を優先にしたいのなら、一旦Cocoon側には休んでいただく必要があります。
サイトマップが出ない → Cocoonの闇

次に直面した問題です。
固定ページに wp_sitemap_page を入れても、中身が空っぽ。
サイトマップが表示されずに、文字列のまま出てきてしまいます。
「固定ページが除外されてる?」「設定ある?」「ブロックエディタが悪い?」
いろいろ探しても解決せず、Cocoonの設定にも「除外ID」の項目がありませんでした。
最終的に「もういいや…」ってなって、またまたプラグインで解決。
導入したのが「WP Sitemap Page」
①プラグインを入れて有効化
②固定ページに wp_sitemap_page を貼り直す
③表示された。即、表示された。
代わりにやってくれる人に頼った方が早かったです。
そして構造化データやmetaタグの二重出力問題も
ソースを表示してみたら、
- <meta name=”description”> が2個
- <meta property=”og:title”> も2個
- <script type=”application/ld+json”> が2回出力されてて、見た瞬間に絶望
CocoonとAIOSEOが同じことを2回言ってる状態。
さすがにそれはGoogleも困るでしょう。
ここでようやく「完全にAIOSEOに統一しよう」ってなり、Cocoonの出力をすべて止めることにしました。
手書きのディスクリプションを忘れないでくれ未来の自分
AIOSEOではテンプレでタグが入っていますが、そのままだと自動生成になって、記事の冒頭がメタディスクリプションになります。
それだとクリックされにくく検索にも弱いと思い、メタディスクリプションは記事ごとに自分で手入力することを決意しました。

忘れたら未来の自分が泣くので、手を抜かずにいきたいと思います。
まとめ:AIOSEOを入れたらやるべきことチェックリスト
- 設定が保存できなかったらまずWAFを疑う。(ConoHaあるある)
- Cocoon側のSEO機能は全部オフにする。(機能かぶり防止)
- サイトマップは出なければプラグインで代替する。
- metaタグ・OGP・構造化データが二重になってないかソース確認。
- メタディスクリプションは自分で手入力。←これはガチ
最後に:過去の自分へ
よくぞ心を折らずに、ここまでたどり着いたな。
保存できないボタンを前に30分フリーズしてたあの日のrunに、拍手を送りたい。
この記事は未来の自分と、同じ地獄にハマった誰かのための道しるべです。
追記後日談~やっぱりAIOSEOを削除
それから数日後、結局AIOSEOのプラグは無効化して削除しました。
なぜって?
やっぱり他の場面でもちょいちょい、Cocoonとの互換性の悪さを痛感することが多かったからです。
今、改めて言えることは、

本当にそのプラグは必要かい?と、熟考することの大切さ。
です。
いや、Cocoonはマジで初心者にもやさしく、十二分すぎる機能が備わっているテーマなんです。

いろいろ試してみた結果で、そこに立ち返れたのは本当に良かったです。
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