高齢の親に失禁の備えをしてほしい〜どう切り出してよいか迷う子世代向けのアプローチ方法

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親のことを想うと、自分のこと以上に胸が締めつけられる場面ってありますよね。

特に年齢を重ねた親の「失禁(尿もれ)」問題は、自分自身の悩みより、何倍も胸が苦しくなるものです。

洋服が濡れていたり、洗濯物が匂っていたり、トイレの床が汚れているのを見つけてしまった時・・・

「もしも外出先で迷惑をかけたらどうしよう」
「本人はどのくらいの自覚があるのかな?」

そう思うだけで胸が詰まり、子供としては心配が尽きません。

ぺちゃ
ぺちゃ

とはいえ、どうやってその話題を切り出してよいものか迷うところです。

このように高齢の親の失禁問題について、核心に触れる話題をしにくい問題は多くの家庭で起きています。

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高齢の親が尿もれケアを渋る理由

特にこれまでずっと健康で自立してきた人ほど、失禁対策に強く抵抗を示す傾向があります。

①老いを認めたくない

健康だった人ほど、「自分はまだ大丈夫だ」という思いが強いもの。尿もれケア=老化と思い込み、強く拒否しがちです。
また体調が悪くても根性で乗り切ることが当たり前だった世代の人は、尿漏れに関しても「気合で防げる」という根拠のない思い込みをします。

②本人も密かに気に病んでいる

一方で、実は心の中で「迷惑をかけているのでは?」「このまま悪化したらどうしよう…」と不安を抱えている人も少なくありません。
その不安から、外出したがらなくなるケースもとても多いです。

③子どもの前では弱った姿を見せたくない

あなたに迷惑をかけたくない、弱いところを見せたくない…というプライドと気遣いも。
余計な心配をかけたくないという親としての本能であり、愛情でもあります。

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高齢の親の尿漏れケア~子供の本音

親の気持ちがわかるだけに、言いづらい気持ちを子供世代は抱えています。

ぺちゃ
ぺちゃ

もしもの事態になることから親を守りたいだけなのですが、会話のきっかけをつかめません…

この章では、そんな子供世代の親に対する不安をいくつか紹介します。

✉️ 外で親が困ってしまわないかが不安

お店や公共の施設で、親が漏らしてしまったら――
本人がどれほどショックを受けるか、それを思うと胸が苦しくなります。
だからこそ、備えてほしいだけなのに、言い出せません。

✉️ 提案して拒否されるのが怖い

「そんな歳じゃない」「余計なお世話!」と怒られたらどうしよう。
このことで関係が悪くなるのも怖い。
ただ安心して過ごしてほしいだけなのに。

✉️ もっと一緒に楽しみたい

親が外に出たがらなくなっているのを見ると、このまま気持ちまで閉じ込もってしまうのでは、と寂しくなります。
これからも一緒にいろんな所に行きたい!

親への想いが強い子供ほど、どうやって親のプライドを守っていけるかを真剣に考えるでしょう。

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親の尿漏れケア~プライドを傷つけない切り出し方

いちばん効果的なアプローチ方法は、主語を「親」ではなく「自分」にすることです。
つまり、「自分はすでに尿ケアをはじめている」と伝えることが、最も自然に話を聞き入れてくれる手段です。

① 「私も使っている」が最強のアプローチ

この際、実際には使っていなくても構いません。
あなた自身が尿もれ対策と真剣に向き合っていることを伝えましょう。

「え?あなたの歳でもう?」と、親は驚くかもしれません。
それでいいのです。
「(40代でも)今はそれが当たり前だよ!」と、笑顔で答えるのです。

ぺちゃ
ぺちゃ

実際に、昔よりもフェムケアに前向きな時代になっています。

あなた自身が意識していることを自然に話題にするのが1番スムーズで、説得力があります。

「最近私も吸水パッド使い始めたんだけど、めちゃくちゃ便利だったよ」
「こないだ吸水ショーツをはいて旅行したら、すっごく安心できたの」
「ママ友もみんな愛用している、素敵なデザインのものがあるんだ♪」

こんな話題を子供の方からされたら、親は「自分だけ特別扱いされていない」と安心できます。
そして少しずつ興味を持って、自分ごととして考えてくれるようになるでしょう。

② 親子で一緒に商品を見る

店舗で実物を触るのも良いですし、ネットショップでレビューを見ながら「このデザインかわいいね」と雑談するのも◎

一緒に選ぶことで運命共同体のような気持ちになれますし、親も「今はこんなに進化してるんだ」という新しい発見があるでしょう。

ぺちゃ
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ただ単に情報量が少なかっただけの親もいます。「知る」ことで、前向きになれることがあります。

③ 高齢者っぽくないデザインの商品を提案

今は、見た目は完全に普通の下着という吸水ショーツがたくさんあります。
また使い捨てタイプでも、アウターにひびきにくいものが増えました。

・薄い
・洗える
・ゴワゴワしない
・色やデザインが若々しい

このあたりを選ぶと、抵抗が激減します。

④ 外出イベントの前がベストタイミング

「一緒に○○へ出かけるし、私も安心したいから」と伝えると、理由が明確で相手も受け入れやすいです。
きっかけを行動に移すチャンスに変えましょう。

親の失禁対策

⑤ 成功体験があるとさらに意識が変わる

1度使ってみて「安心だった」「思ったより気にならなかった」と感じれば、ほぼ間違いなく継続してくれます。
家で、どのくらいの吸水力があるか?をお水で試してみるのも効果的です。

備えることで親の尊厳を守る

失禁ケアは老いを認めることではなく、生活の質を向上させるための工夫です。
「心配」に焦点をあてるのではなく、「もっと楽しむための前向きな提案」として、明るく親子で一緒に取り入れていくことが大切ですね。

子供から声をかけるのは勇気がいることかもしれません。あなたが悩むのは、それだけ親を深く思っているという証拠であり、親の姿に自分の未来を重ねている側面もあります。

尿漏れケアはもっと、気負わず・気軽に・ファッショナブルに。
今からできることを積極的に取り入れていきましょう。

高齢者の尿もれは、膀胱炎・前立腺トラブル・糖尿病・神経疾患など、重大な病気が隠れていることがあります。年齢のせいと決めつけず、適切な治療が必要なケースを見逃さないためにも、必ず一度、泌尿器科・内科で診察を受けてもらってください。

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この記事を書いた人
ルン

北海道札幌市在住。
3人家族。賃貸暮らし。
ルン(会社員)とぺちゃ(パート)の夫婦2馬力でブログを更新しています。
投資歴20年以上・我が家での優待年間取得銘柄は300以上。
優待メインの個別株、クレカでの積立投信やIPO投資なども活用しながら着々と資産形成中。
ためたお金を価値あるものに使うことが生きがい。
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