旅行や出張、帰省の予定を立てても、「途中でトイレに行けなかったらどうしよう」という不安が先に浮かんでしまう。
特に満員電車・降りてしまうと次が来ないバス・飛行機の離発着時など・・・
途中で抜けられない状況では、行く前からトイレのことばかり考えてしまう──そんな経験、ありませんか?

実はそれ、あなただけではありません。
多くの人が「トイレに行けないかもしれない」という不安から、身体が反応してしまう現象を抱えています。それには、医学的にも理由があるのです。
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目次
「予期不安」が尿意を強める理由
予期不安とは、起こるかもしれない不安を、先に感じてしまう状態のことです。
「トイレに行けなかったら困る」という思考が繰り返されると、脳が「今、危険がある」と判断し、交感神経が活性化します。
このとき身体は緊張モードに入り、膀胱も刺激を受けやすくなるため、実際には溜まっていなくても尿意を感じてしまうのです。
つまり・・・
不安が尿意を生む。
不安を強く持つほど、尿意も強くなる。
ということ。
そういう時は、「安心できる準備」をすることが、最も有効な対策になります!
尿意の不安を軽くする7つの準備
この章では、尿意の不安を強く持つ人が、やっておくと不安が軽くなる7つの方法をお伝えします。
①移動手段はトイレ優先で選ぶ
移動手段を考える時には、トイレありきで計画を立てましょう。
長距離バスならトイレ付き車両を選び、飛行機なら通路側の座席を指定。車ならサービスエリアが多いルートを選ぶのがおすすめです。
複数のルートがあるなら、最短距離よりも、行きたいタイミングでトイレに行けるルートを選ぶ方が不安が少なくなります。
少し料金が上がっても不安が減る選択の方が、結果的に最高のコスパになります。
②ルート上のトイレを事前にチェック
Googleマップや交通機関の公式サイトで、サービスエリアや駅のトイレ位置を調べておきましょう。
さらにいつも混んでいるトイレと、わりと人気が少なめのトイレを把握しておくと安心です。
このように「行ける場所を知っている」だけで脳が安心し、尿意を感じにくくなります。
③時間に余裕を持つ
「遅れそう」「間に合わない」という焦りは、尿意を強める要因に。
焦りによって余計に交感神経が高まり、膀胱が刺激を受けやすくなってしまいます。
普段から出発30分前行動を意識するだけで、心と身体の緊張がゆるみます。
④同行者にあらかじめ伝えておく

「トイレが近いかもしれない」と先に伝えておくことで、途中で言い出すプレッシャーを軽くできます。
身近に理解者がいるというだけで安心感が増し、尿意を感じにくくなるものです。

私の周りの人には、私が尿意を我慢できないことがあることを知ってもらっています。
⑤服装はトイレに行きやすいことを優先
きついボトムスや脱ぎにくい複雑な服は避け、ゆったりウエスト+吸水ショーツを基本にしています。

トイレまで行ったのに、間に合わなかったことが過去に何度かある苦い経験からです。
特に座ったままの移動時間は、腹部を締め付けない服装の方が安心です。脱ぎやすい服=不安の軽減になります。
⑥お腹や腰を温める
冷えは膀胱を刺激し、尿意を強くします。逆に、下腹部を温めると膀胱の緊張がやわらぐことが分かっています。
・使い捨てカイロを下腹部や腰に貼る
・腹巻き・ハイウエストショーツで保温
・車内や機内ではひざ掛けを活用
腰回りを意識して温めることで副交感神経が優位になり、リラックス効果も得られます。
⑦もしもの安心アイテムを持ち歩く
もしもの備えがあるだけで、不安は半減します。失禁対策として持ち歩きやすいものを選んで、いつもの荷物に入れておきましょう。

今は老若男女、いろんな種類のアイテムが増えています。
おすすめ吸水アイテム
携帯用吸水パッド(軽量・消臭タイプ)
吸水ショーツ(長時間・旅行対応)

こちらのショーツと吸水パッドのダブル使いで、かなり安心!
消臭袋&小ポーチ(使用済みアイテム用)
これらのアイテムを必要に応じて用意しておくことで、尿意に対する予期不安をかなり軽減できます。
備えは自分への思いやり
尿意の不安は身体の問題だけでなく、心の不安と強く結びついています。
このような予期不安を和らげるには、行ける安心を自分で増やしておくことと、もしもの対策までしっかりしておくことです。
トイレの場所を調べて、温めて、備える。
さらに周りの人にも特性を理解しておいてもらう。
それだけで、「行けないかもしれない」が、「行けるから大丈夫」に変わります。
どこへ行くにも、安心して動ける自分でいられるように。備えてあげることは、未来の自分への思いやりです。

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