札幌市民にとって身近なシンボル藻岩山。
「いつでも行ける」と後回しにしがちな場所ですが、日常からの非日常を味わうために、今回はあえて車やバイクを置いて公共交通機関を利用し、観光客気分で楽しんできました。
この旅の始まりは、札幌市電。

数年前に循環型にリニューアルし、どこまで乗っても運賃が変わらない市電は、札幌市電1日乗車券を使って各停留所で降りて散策するのも楽しい乗り物です。

大人570円で何度も乗り降りできるよ。

通常乗車料金が230円だから、かなりお得!
さらに今回は、SNSで話題の藻岩山山麓のパン屋さんも訪問してきました!
目次
藻岩山アタック!快適なロープウェイとミニケーブルカー
海外からの観光客で賑わうことが多い藻岩山ですが、今回は夏も終わり紅葉前の平日の昼間という絶好のタイミング。

すかすかでとても快適でした。

だから平日遊びはやめられない!
ロープウェイとミニケーブルカーは2011年リニューアル!

以前に乗った記憶がある方も、途中で乗り換えが必要な現在のシステムは初めてかもしれません。
実は、藻岩山の観光施設は2011年12月に大々的にリニューアルされました。
この時、山麓駅〜中腹駅間を走る従来のロープウェイに加え、中腹駅〜山頂駅間を走る世界初の技術を採用したミニケーブルカー「もーりすカー」が新設されました。
- ロープウェイ(山麓駅〜中腹駅):約5分
- ミニケーブルカー(中腹駅〜山頂駅):約70秒〜2分弱
この「ロープウェイ+ミニケーブルカー」に乗り換えて山頂まで行くのが、現在の山頂へのアクセス方法です。

順路に沿って急な坂をカーブしながら上がっていくと、右手にロープウェイの施設があります。


夜は循環無料バスが運行しています。

坂は急だけど、十分歩いて行ける距離だよ。



絶景の山頂で感じる「地続き」の感慨

小学校の時に登った記憶を思い出しながら、あっというまに山頂へ到着。ここから見渡す札幌市内の景色は、何度見ても絶景です。
展望台には、札幌の山の標高比較パネルや地図が設置され、景色をさらに楽しめる工夫が凝らされています。
お土産屋さんにはオリジナルTシャツなども売られており、ここで旅の記念を買うのもおすすめです。

山頂では、普通に歩いて登ってきた方、山頂レストランでウェディングパーティーをする人、そしてロープウェイで上がってきた私たちのような観光客と、様々な目的の人々が交差するユニークな空間が生まれています。
【遊びのヒント】過去3日分の定点カメラに映り込む

山頂スポットには、10分置きにシャッターを切られる定点カメラが設置されています。その画像は過去3日分がHPから公開されるという、ユニークな仕掛けが!
時間が合わなかったため私たちは映り込めませんでしたが、滞在時間を計算してカメラに映ってみるという「山頂での遊び」も面白い発見でした。
また、あえて中腹駅までの切符を買って、そこから頂上アタックするのもおすすめです。


20分くらいのコースだから気持ちよいかも。

とはいえ山なので、軽装やサンダル履きはダメです。
【混雑情報】夜景の時間帯は注意が必要

ただし、山頂から眺める夜景の時間帯は混雑が予想されます。
特に下りのミニケーブルカーは乗車まで時間がかかる場合があるため、混雑時はレストラン予約者を優先乗車させる対応もあるようです。
夜景を楽しむ際は時間に余裕を持ち、羽織るものを持っていくことをおすすめします。

特にここ数年は海外のお客さんが多い!
藻岩山山麓グルメ:市電沿いの幸せパン屋さん「ハリーベーカリー」

藻岩山の観光とセットで訪れたかったのが、市電「ロープウェイ入口」から藻岩登山口へ向かう途中(少し住宅街に入った場所)にあるパン屋さん「ハリーベーカリー」です。

ここ一帯が素敵なお店の集合体のようになっていて、たくさんの車が停まる人気エリアです。

数年前まで「ブルーチューリップ」というお店があった場所です。
毎日食べたい「高加水パン」と素敵なカフェ
パン屋さんは、入った瞬間にテンションが上がるような豊富な種類と、温かい店内の雰囲気が魅力です。
ハリーベーカリーのコンセプトは「毎日食べたいパン」。
藻岩山の麓のおいしいお水をたっぷり加え、北海道産小麦の甘さを存分に引き出した、みずみずしい食感の「高加水パン」がベースになっています。

併設されたイートインカフェでは、買ったパン+ドリンクを注文して休憩できます。
カフェから見える隣の花屋さんの景色もまた素敵で、ゆったりとした時間が流れ、「パンからはじまる幸せな日常」というコンセプト通り、また来たいと思える空間でした。

藻岩山ロープウェイ周辺のおすすめ立ち寄りスポット
ハリーベーカリーがある藻岩山麓〜伏見エリアには、個性が光る魅力的なお店が点在しています。

その中から、我が家が実際に訪れたことがあるおすすめのお店を紹介。

店内や料理の写真は残っていなかったので、HPをぜひご覧ください。
1. 太陽食堂:沖縄気分が味わえるアットホームな名店
わが家が1年に数回行くお気に入りの店が、沖縄料理の「太陽食堂」です。(ランチどきは大混雑!)
「沖縄に来たみたい!」と喜ばれるお店づくりを心がけており、旅行に行けない方も存分に沖縄の雰囲気を堪能できます。

市電からロープウェイ入口に向かう道の途中に、シンボルのように建っています。

2. 鬼は外福は内:優雅な空間で味わう「カレーうどん」
車があれば少し離れた伏見エリアにあるのが「鬼は外福は内」です。
ここは昼はカレーうどん専門店、夜は極上すき焼き・しゃぶしゃぶ専門店という2つの顔を持つレストランです。
店内の優雅な雰囲気が魅力で、上質な空間でいただくカレーうどんは格別です。
3. 伏見グリエ:特別な夜を演出する夜景レストラン

夜景を楽しむなら、言わずと知れた名店「伏見グリエ」。夜景を堪能できる上質な空間で、上質なお肉を楽しめる高級店です。

鬼はそとと伏見グリエは目と鼻の先
夜のディナーはなかなか手が出ませんが、ランチであれば3,000円以内で提供されているセットもあるようです。いつかランチタイムで訪れてみたいスポットです。
札幌市民が札幌を満喫する
今回は、昼にすすきのの寿司店(すしざんまい)で株主優待を使った後、そのまま市電に乗り、藻岩山を観光客気分で楽しむという流れでした。
日常の延長線上にある市電に揺られ、非日常の絶景を体験し、また同じ札幌の日常に戻ってくる。この流れに「すべては地続きなんだな」と感慨深い気持ちになりました。
実はその後に子供と合流して、夜も街中でとる予定でしたが・・・

なんか疲れちゃったんだよね。

お腹もけっこういっぱいで。
「今しかできない思い出を意図的に作ろう」と日々頑張っている最中ですが、その後の街中での夕飯まで胃袋も体力も持たず、計画は白紙に戻し帰宅。
予定をびっちり入れられる人の精神力は「おばけ」だと感心しつつ、まだまだ経験投資の道のりには課題が多いことを実感しました。
私たち夫婦が各地の祭りに行く理由
私たち夫婦が各地の祭りや名所へ積極的に行くのは、ビル・パーキンスの著書『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』に感銘を受けたことがきっかけです。
単に資産運用をするだけでなく、「体力があるうちに、経験という財産に投資する」訓練を兼ねているんです。

体力と計画性がついてきたら、道外や海外にも挑戦したい!

まずは行動力だね。つい後先を考えて、体力と時間をセーブしがち…
これからも、時間と体力を「今」という最高の瞬間に投資し、新たな景色を発見し続けたいと思います。
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地元北海道のイベントや名所(名店)めぐりの体験レポ。たまに北海道を飛び出します。
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