北海道米の主要産地の一つ、新十津川町。

毎年10月、豊かな収穫に感謝する「しんとつかわ味覚まつり」が開催されます。

2025年は10月5日(日)の開催でした。
今回は、秋のドライブを兼ねてこのお祭りに参加!
大人気の新米ゆめぴりか無料試食と、特製きのこ鍋を目当てに会場を訪れました。
大盛況のお祭りの様子と、行列を効率よく楽しむための夫婦連携プレー、さらに立ち寄り必須の滝川人気ラーメン店まで、実体験をレポートします。

お祭りの開催時間は10時~14時と短め。時間を確認の上、ご参加を!
目次
秋の味覚を求めて、バイクで空知へ
これまでじっくりと散策する機会のなかった新十津川町。
お米が美味しいというイメージはありましたが、実際にその新米を味わうために、札幌からバイクで空知地方を目指します。

お祭り会場新十津川みらいえの場所です。
アクセス:国道275号線で快適な約2時間ドライブ
札幌からは、信号が少なくて走りやすい国道275号線を利用。片道約2時間の快適なドライブで会場へ到着しました。
お祭りの会場は、農村環境改善センターみらいえ前広場(北中央公園)。会場前の道路は車両通行止めになるため、指定の駐車場を利用します。(300台無料)
公共交通⇒JR函館本線「滝川駅」から中央バスで「新十津川町役場」下車、徒歩約5分。
攻略の教訓:人気イベントは10時前に到着すべし

午前10時過ぎに会場に着くと、すでに広場はたくさんの人で賑わっていました。
特に人気が高かったのが、新米ゆめぴりかの「すくい取り」です。先着順で配布される整理券は、到着時にはすでに配布終了。人気の度合いを甘く見ていたことを反省しました。
【教訓】 お目当てが「新米すくい取り」の方は、午前10時の整理券配布開始前に到着することをおすすめします。
【体験記1】行列グルメを夫婦で制覇!

会場はとても広く、特設ステージや飲食・農産物販売ブースが多数並んでいます。天候にも恵まれ(暑すぎず寒くもなく)、広々とした敷地で秋の味覚を味わうには最高のコンディションでした。
私たちは、大人気だった以下の2つの列に夫婦で分かれて並ぶという作戦を実行しました。
1. 新十津川産新米「ゆめぴりか」無料試食コーナー
行列の長さではダントツだったのが、この無料試食コーナー。1人につき1杯の決まりがあります。

別な場所で待つ連れの分までもらうことはできませんよ。
途中でご飯が切れてしまい、次の炊き上がりを待つ時間が発生しました。
新十津川で収穫されたばかりの新米ゆめぴりかは、一粒一粒が輝き、粘りと甘みが際立つ極上の美味しさ。この味を無料で楽しめるのは、生産地ならではの贅沢です。

1時間くらい並んだかな。

LINEでお互いの進捗を確認し合いながらね。
2. 十津川村産ブナシメジ使用「特製きのこ鍋」

もう1つの目玉が、ブナシメジをふんだんに使った特製きのこ鍋。
こちらは回転が良く、30分ほどで無事に購入できました。
出汁(だし)がしっかり効いていて、きのこの旨みが溶け出した汁は、心も体も温まる絶品です。この1杯のために並ぶ価値は十分にあります!


ボクは新米の列に並びながら食べたよ。

私はその間、他の食べ物を物色するために会場内をウロウロ。
その他の会場散策
新米の炊き上がりを待つ間に、1人は会場内を散策。
特に目を引いたのが、子供たちが元気に販売していたソーセージです。


その他にも地元の小学生が、様々なものを販売していました。元気な呼び込みにこちらまで元気をもらいました♪
無事にゲットした新米と一緒に食べた極太ソーセージ。
広々とした会場の縁石に腰掛け、ゆったりと秋の味覚を味わう最高の休日となりました。

【体験記2】お祭りの締めくくりは、滝川の人気ラーメン店へ
実は、今回の旅は「味覚まつり」だけでなく、その後のラーメン訪問も目論んでいました。
そのため、お祭りでの飲食はやや控えめにし、新十津川から車で15分ほど南下した滝川市の人気店へ向かいます。
拉麺 美名味(みなみ)の「濁り正油」は必食!
訪れたのは、滝川市の人気ラーメン店「拉麺 美名味(みなみ)」。創業以来、品質向上を追求し続けている名店です。

特に人気なのは、「元祖 濁り正油ラーメン」。豚骨と鶏ガラをブレンドし、4種類の醤油とたまり醤油で仕上げるスープは、「限りなく味噌に近い醤油」とも評されるほど、深いコクと旨味があります。まさに唯一無二の味!



旭川方面に行く際には必ず寄るお店です。

ここのラーメンを食べるためだけに、2時間かけて滝川に行くこともあるよね。
お祭りグルメで満たされた胃袋に、さらに追い打ちをかける最高の締めくくりとなりました。
【帰路の教訓】バイクの醍醐味とグルメ攻略法
行きと帰りで順路を変える醍醐味
帰りは、国道12号線を通って札幌まで帰りました。
このように行きと帰りであえて順路を変えられるのが、バイク(または車)の旅の大きな楽しみです。12号線は信号待ちはあるものの、沿道にお店が多く飽きることがありません。
攻略の教訓2:ソフトクリームは「食べたいとき」に食べるべし!
帰りの道中、どこかでソフトクリームを食べたいと思いながら走っていました。
しかし、砂川の北菓楼ではまだお腹がすいておらず、岩見沢の赤いりぼんに入りましたがソフトクリームはなく…。
結局、札幌まで見つけることができず帰宅してしまいました。
【教訓】 道央圏の主要道路沿いには魅力的なグルメスポットが多いですが、特に人気スイーツは事前に何店舗かピックアップしておき、「食べられる状態」になったらすぐに立ち寄るのがおすすめです。
私たち夫婦が各地の祭りに行く理由
近年、私たち夫婦が積極的に各地の祭りやイベントに行くようになったのには、あるきっかけがあります。
それは、作家ビル・パーキンスの著書『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』です。
この本は、単なる資産運用ではなく、「人生の経験」に投資することの重要性を説いています。
特に「若さと健康という財産」が尽きる前に、お金と時間を使って経験を最大化すべき、という考え方に強く影響を受けました。
今回お祭りで印象的な光景だったのは、駐車場に停まっていたキャンピングカーの多さです。
千葉など道外ナンバーも多く、「全国のお祭りを回っているのかな」「遊ぶことに全力を注ぐ大人たちの姿、かっこいい!」と、その有意義で楽しい旅のスタイルに強い感銘を受けました。
私たちの旅は、ただ美味しいものを食べに行く旅行ではなく、体力があるうちに、今しかできない体験をする訓練という側面があります。

計画を立てて積極的に遊ぶことに慣れていないんだよね。

そうそう。おもいきりインドアだからね。
地元の熱気や伝統に触れる体験は、体力と好奇心がなければ成り立ちません。
新十津川での「秋の味覚」を楽しむ旅は、まさに今この瞬間の「時間、お金、体力」を最大限に使った、価値ある経験となりました。
これからも、各地の「今」を楽しむ場所を検索して出向いていきたいと思います!

だいぶ根気よく並ぶことにも慣れてきた。

毎回ちょっとした反省が残ることも、また楽しい思い出!
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地元北海道のイベントや名所(名店)めぐりの体験レポ。たまに北海道を飛び出します。
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