
親御さんにも知っておいてほしい、現代の若者を狙う卑怯な大人たちのお話です。
目次
- はじめに
- 君たちを狙う知っておきたい20のワナ
- 1. ポンジ・スキームってなに?
- 2. ネズミ講ってなに?
- 3. ネットワークビジネスって?
- 4. 情報商材ってなに?
- 5. 保証人ってなに?
- 6. キャッシングって?
- 7. 分割払いやリボ払いって?
- 8. カルト的な団体って?
- 9. ステマってなに?
- 10. コンプリートガチャって?
- 11. フィッシング詐欺(偽サイト・偽メール)
- 12. スマホ副業詐欺
- 13. 受け子・出し子(闇バイト)
- 14. なりすまし詐欺(SNS乗っ取り)
- 15. 個人情報の売買・流出
- 16. デート商法・恋愛詐欺
- 17. お金配り詐欺(SNSの偽プレゼント企画)
- 18. ワンクリック詐欺
- 19. 自己啓発セミナー・高額講座
- 20. ローン(分割払いの延長線)
- 補足:覚えておくといい知識
- おわりに~知っているだけで大きな指針!
はじめに
大人になると、自由も増えるけど、その分「責任」や「判断」が必要になります。
特にお金の話とか、人とのつながり、ネットの世界では、ちゃんと知らないと損をしたり、ひどいときには犯罪に巻き込まれたりすることもあります。

いわゆる「情弱ビジネス」というやつです。
「そんなつもりじゃなかった」「まさか自分が」って思ってても、トラブルはこっちの都合を待ってくれません。
この記事ではだまされやすい落とし穴を20個、わかりやすく紹介していきます。
いざというときに、「あ、これ読んだやつだ!」って思い出してもらえたらうれしいです。

気になるところを目次から飛ばして読んでもOK!
君たちを狙う知っておきたい20のワナ

前半はいろんなビジネスや勧誘の罠です。
お金が必要になった時に、選んじゃいけない方法も載せています!
1. ポンジ・スキームってなに?
カンタンに言うと:
あとから入ってきた人のお金で、先に入った人に“もうけ”を渡してるだけのインチキ投資。
たとえば:
「1万円出せば、2週間後に1万5千円にして返すよ」って言われて払ったら、本当に返ってきた!信じたら、どんどん誘われて…ある日突然その人が消えた、なんて話も。
ポイント:
「何に投資してるのか?」がよく分からない話はキケン!
2. ネズミ講ってなに?
カンタンに言うと:
「人を紹介したらお金がもらえる。でもその人も誰かを紹介しないとダメ」みたいな紹介だけの仕組み。完全に違法です!
たとえば:
「3人紹介すれば月5万円」って聞いて始めたけど、結局誰も誘えなくて、自分だけ5万円払って終わった。
ポイント:
商品なしで「人を誘うだけ」って言われたらアウト!
3. ネットワークビジネスって?
カンタンに言うと:
モノ(化粧品とかサプリ)を売って、人も紹介するとお金がもらえる仕組み。合法だけど、トラブルも多い!
たとえば:
友達に「いいサプリあるよ」って言われて話を聞きに行ったら、最初に5万円の商品を買わされて、「君も友達に紹介しなよ!」って。
ポイント:
最初に大金払わされたり、「友達を誘うのがカギ」って言われたら慎重に!

4. 情報商材ってなに?
カンタンに言うと:
「これを読めばお金が稼げる!」みたいな“情報だけ”を売る商品。
たとえば:
SNSで「スマホだけで月20万」ってあってDMしたら、PDFファイルを3万円で買わされた。でも中身はググれば出てくる内容だった。
ポイント:
お金を払う前に「それ、本当に価値あるのか?」を冷静に考えて!
5. 保証人ってなに?
カンタンに言うと:
誰かがお金を借りたりアパート借りたりするとき、「この人が払えなくなったら代わりに払います」って約束する人。
たとえば:
「サインしてくれるだけでいいから」と言われて保証人に。数ヶ月後、その子が逃げて、あなたに50万円の請求が…。
ポイント:
中身を理解せずに保証人になるのは絶対NG!

友達に頼れる大人がいなくて困っていたら、一緒に住んでいる地域の区役所に相談しに行こう。信頼できる保証人制度を紹介してもらえます。
6. キャッシングって?
カンタンに言うと:
ATMやスマホで「簡単にお金を借りられる」サービス。でも利息(手数料)がつく!
たとえば:
バイト代が足りなくて「1万円だけキャッシング」。でも返済が遅れて、いつの間にか1万5千円になってた…。
ポイント:
「借りる=未来の自分が払う」。本当に必要か一度考えて!
7. 分割払いやリボ払いって?
カンタンに言うと:
カードでの「後からちょっとずつ払う」仕組み。便利だけど、手数料が高くて危険!
たとえば:
3万円のゲーム機をリボ払いで買ったら、1年後も払い続けててトータル4万円以上に…。
ポイント:
「月々少なく見えるけど、実は高くつく」がリボ払いの罠!

8. カルト的な団体って?
カンタンに言うと:
最初はボランティアやサークルっぽく見せて、考え方をコントロール&お金要求してくる集団。
たとえば:
「自己成長合宿」って誘われて行ったら、宗教っぽい話&強引な勧誘。気づいたら何万円も払ってた。
ポイント:
「親に言うな」「友達に話すな」は赤信号!
9. ステマってなに?
カンタンに言うと:
ステルスマーケティングの略で景品表示法違反。広告なのに広告って言わない宣伝。信じたら損する!
たとえば:
「この化粧水マジで神」ってYouTuberが言ってたけど、実は企業からお金もらってる案件だった。
ポイント:
「PR」「提供」って書いてないのは要注意!
発信する側になっても、ステマやったら法律違反=最悪捕まる。バズりたいならなおさら慎重に!
10. コンプリートガチャって?
カンタンに言うと:
「全部そろえたらレアがもらえる!」をエサに、めちゃくちゃ課金させるやつ。ソシャゲで多いが、実は景品表示法的にアウト。
たとえば:
5種類のキャラを全部集めると激レアキャラゲット!でもランダムでしか出ない→気づいたら数万円溶けてた。
ポイント:
「あと1つでそろう」は危険信号。冷静になれ、君の財布。

ここからは、ニュースでよく見かけるトラブルなどを紹介するよ。
11. フィッシング詐欺(偽サイト・偽メール)
本物そっくりのサイトやメールで、IDやパスワードを盗む手口。Amazonや銀行を名乗るメールで「本人確認をお願いします」と送られてきて、リンクを開いたら偽サイトだった…なんてことが多発中。
たとえば: 「Amazonからのお知らせ」というメールを開いて、いつもの感じでログインしたら、実は偽サイト。クレカ情報まで入力してしまい、数日後に身に覚えのない買い物履歴が…!
12. スマホ副業詐欺
「スマホで月30万円」なんて都合よすぎる話、99%詐欺。最初は本当に少額の報酬が出るけど、だんだん「稼ぐためには教材が必要」と言われ、気づいたら高額請求されるケースが多い。
たとえば: SNSで「1日30分で簡単副業」と紹介され、LINE登録。最初はアンケート回答で500円もらえたが、「もっと稼ぎたいならこのPDF教材が必要」と3万円払わされた。中身はスカスカだった。

13. 受け子・出し子(闇バイト)
「簡単な荷物の受け渡し」「ATMでお金を引き出すだけ」といったバイトは、実は詐欺グループの手伝い=犯罪者にされる可能性大。普通に警察に捕まる。
たとえば: SNSで「日払い2万の楽なバイト」を見て応募。「この封筒をある場所に届けて」と言われて渡したら、数日後に警察が家に…実は詐欺の現金回収役だった。

この手の仕事は、スキマバイトサイトに紛れていることもあるので注意!
14. なりすまし詐欺(SNS乗っ取り)
InstagramやLINEが乗っ取られて、友達のふりをした犯人が「プリカ買って」などと連絡してくる。信じて送ると、もう戻ってこない。
たとえば: LINEで親友から「スマホ壊れてて…今コンビニでiTunesカード買える?」と来て、番号を送ってしまった。後から本人に聞いたら「そんな連絡してない」=乗っ取りだった。
15. 個人情報の売買・流出
無料アプリや怪しいサイトで登録した情報が裏で売られ、迷惑電話や詐欺に使われる。プレゼント応募や「診断アプリ」も要注意!
たとえば: SNSで「相性診断アプリ」に名前・電話番号を入力したら、翌週から謎の営業電話やSMSがバンバン届くようになった。

SNSにアップした自分の顔写真で、勝手にディープフェイクを作られるトラブルも増えています。
16. デート商法・恋愛詐欺
マッチングアプリやSNSで仲良くなった相手が、実は“営業”。「一緒に投資しよう」「この宝石は君にぴったり」などと言って、高額商品や契約を迫ってくる。
たとえば: SNSで出会った人と2回目のデート。「おそろいのリングを作ろう」と言われ、その場で30万円の指輪を契約。後日連絡が取れなくなった。

17. お金配り詐欺(SNSの偽プレゼント企画)
「10万円あげます」系の投稿は、ほぼ詐欺か情報収集。LINE追加後に別の詐欺へ誘導されるパターンも多い。
たとえば: 「抽選で10名にプレゼント」と投稿され、DMが来てLINEに誘導。追加したら、なぜか副業の話になり、最終的に怪しい商材のセールスが始まった。
18. ワンクリック詐欺
動画サイトなどで「再生ボタン」を押しただけで「契約が成立しました」「〇万円請求します」と表示される詐欺。焦って連絡すると、さらに情報を抜かれる。
たとえば: 怪しい大人向けサイトで動画再生を押した瞬間、「登録完了・5万円支払ってください」の画面が出現。あわててメールしたら、個人情報を聞き出され、さらに脅された。
19. 自己啓発セミナー・高額講座
「人生変えたくない?」と誘われて行くと、雰囲気にのまれて高額セミナー契約へ。最初は1万円、次は10万円、気づけば50万円…とエスカレート。
たとえば: 無料体験セミナーに参加。「もっと深く学びたいでしょ?」と10万円の講座を勧められ、断りきれず契約。あとで冷静になったら「何も残ってない…」と後悔。

20. ローン(分割払いの延長線)
車や家電など高額なものを「月々払いで買える!」と契約するのは、実は借金。転職・病気などで払えなくなると、生活が一気に苦しくなる。
たとえば: 社会人1年目で車をローンで購入。月1.5万円とボーナス払いで5年契約。2年目に収入が減って支払いが困難に…毎月の固定費が重くのしかかる。

もっと大人になったら必要なローンもあります。
でもそれは、当面の生活に必要な「生活防衛資金」がある前提。
貯金額が少ないうちは、「それって本当に今すぐ必要?」と冷静になることが大切。
補足:覚えておくといい知識
● クーリングオフって?
買ってから「やっぱやめたい」と思ったとき、契約から8日以内ならキャンセルできる制度。化粧品やサプリなど、訪問販売や電話勧誘での契約が対象になることが多い。
● 信用情報って?
スマホの分割払いやクレジットカードの返済などの履歴が記録されるデータ。支払いを滞納すると「信用がない人」と判断され、将来ローンが通らなくなる可能性も。

おわりに~知っているだけで大きな指針!
ここまで読んでくれてありがとうございます。
もしかしたら「ちょっと不安になった…」って思った人もいるかもしれない。でもそれって、ちゃんと考えようとしている証拠だから大丈夫です!
大人になるって、ただ年齢を重ねることじゃなくて、「自分で判断できる力を持つこと」です。
またどんなに親しい友達や、恋人からの誘いでも、いったん冷静になって断る勇気も大切です!
この記事の内容が、いつかあなたがなにかを決めるとき、ちょっとでも役に立てばうれしいです。
だまされないために、でもそれ以上に、ちゃんと自分を守るために。

困ったときは一人で抱え込まず、家族や先生、消費生活センターに相談してね。
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