【要注意!】少額でも住民税はかかる?パート・副業で見落としがちな住民税の仕組みを徹底解説

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「扶養内だから税金はかからない」
「副業は20万円以下なら確定申告不要」

こんな風に思っていませんか?

実はそれ、住民税には当てはまらないかもしれません!

確定申告は不要でも、住民税だけは課税対象になるケースがあります。さらに、申告しなくても自治体にバレてしまうことも…。

この記事では、パートや副業で少額収入がある人が知っておくべき住民税の仕組みと対策をQ&A形式でわかりやすく解説します!

1. 住民税ってそもそも何?所得税とどう違うの?

💡 Q. 住民税とは?所得税との違いは?

住民税は、都道府県や市区町村に納める地方税です。

所得に対してかかる税金ですが、所得税とは別に計算されます。

▼ 2つの違い

• 所得税:国に納める税金。年収103万円以下なら非課税
• 住民税:自治体に納める税金。年収100万円を超えると課税

• パート主婦(主夫)や学生アルバイトは、年収100万円を超えると住民税がかかる

• 副業収入は20万円以下でも住民税がかかる

2. 扶養内パートや学生アルバイトでも住民税がかかるの?

💡 Q. 扶養内で働く場合、住民税は発生する?

はい、発生します!

扶養内で働く=税金がかからないと勘違いしがちですが、住民税は年収100万円を超えると課税されます。

▼ 住民税の非課税ライン

• 単身者の場合 → 年収100万円以下なら非課税
• 配偶者+子1人を扶養の場合 → 年収204万円以下で非課税
• 学生アルバイトの場合 → 勤労学生控除があれば年収130万円まで非課税

✅ 例:年収103万円のパート主婦の場合

• 給与所得控除:55万円
• 基礎控除:43万円
• 課税所得:103万円 − 55万円 − 43万円 = 5万円

住民税は5万円に対してかかるので、約1万円発生します!
<住民税の計算方法>
所得−均等割(平均一律5000円)+所得割(約10%)

💡 Q. 学生アルバイトは住民税がかからない?

学生でも年収130万円を超えると住民税がかかります。

勤労学生控除が適用される場合
年収130万円以下なら住民税は非課税

✅ 控除を受けるには申告が必要です!

3. 副業収入が20万円以下でも住民税はかかる?

💡 Q. 「副業20万円以下は申告不要」なのに住民税がかかるのはなぜ?

これは所得税と住民税でルールが異なるからです。

• 所得税 → 副業収入が20万円以下なら確定申告不要
• 住民税 → 副業収入は金額に関係なく課税対象

✅ 例えば、副業で年間15万円の収入があっても、住民税は必ず発生します。

確定申告は不要でも、住民税を申告しないと無申告加算税や延滞金が発生する恐れがあります。

4. 確定申告しなくても副業収入が自治体にバレるの?

💡 Q. 確定申告しないのに、副業収入がバレる仕組みは?

実は、黙っていても自治体にはバレます。

▶️ ① 支払調書が税務署に送付される

• 副業で報酬をもらった場合、支払先(企業)が「支払調書」を税務署に提出します。
これにはあなたの氏名・住所・マイナンバー・収入額が記載されており、自治体が把握します。

▶️ ② 金融機関やプラットフォームからの情報提供

• メルカリやBASEなどのフリマアプリでの収入も、一定額を超えると自治体に報告されます。
ココナラやランサーズなどの副業プラットフォームも同様です。

5.確定申告不要の場合、住民税はどうやって支払うの?

💡 Q. 確定申告をしない場合でも、住民税は自分で申告する必要がある?

はい、確定申告が不要でも、住民税は別途申告が必要です!

特に副業で20万円以下の収入がある場合や、少額のフリマ・投資収益がある場合は、確定申告しなくても住民税だけは必ず申告する義務があります。

【住民税を支払うために必要な手続き】

▶️① 申告先:自分が住んでいる市区町村の役所
→ 住民税は市区町村ごとに納める税金なので、役所の税務課または住民税担当窓口で手続きを行います。

▶️② 申告に必要なもの

• 住民税の申告書→役所の窓口で記入できます(自治体のホームページからダウンロードできる場合もあります)

• 収入を証明する書類

※副業収入 → 支払明細書や領収書や売上記録
※フリマ収益 → 取引履歴や売上明細
※アフィリエイト報酬 → プラットフォームの報酬明細

• 本人確認書類→運転免許証、マイナンバーカードなど

• 領収書や明細書がない場合は、収入金額と発生日をメモしておくとスムーズです。
• 副業で経費がある場合は、経費明細(領収書)も持参すると申告時に経費控除が反映されます。

▶️③申告のタイミング

住民税の申告期限は、原則として3月15日までです。

✅ 住民税の申告スケジュール

• 申告期限 → 毎年3月15日まで
• 納付時期 → 6月頃に納税通知書が届き、そこから支払い開始
• 支払いは年4回に分けた分割納付が基本(6月・8月・10月・翌年1月)

6.住民税を納めないとどうなる?

💡 Q. 住民税を無申告・未納にするとどうなる?

住民税を納めないとペナルティがあります!

• 延滞金 → 年率最大14.6%の延滞金が発生
• 督促状・差し押さえ → 未納が続くと預金や給与が差し押さえられる可能性があります

たとえ副業収入が数万円でも、申告しないとペナルティが発生するリスクがあります。

まとめ

住民税は意外と見落としがちですが、少額でもしっかり課税される税金です。

確定申告が不要な場合でも、住民税は申告と納税が必要になります。

ただし住民税を少しでも軽減する方法もいくつかあります!

その中の代表「ふるさと納税」についての記事はこちら↓

• 扶養内パートでも年収100万円を超えると住民税がかかる(学生バイトは130万円)

• 副業は20万円以下でも住民税は必ず発生

• 確定申告しなくても住民税だけは自治体にバレることがある

パートや副業で少額収入がある人は、住民税を見落とさないように注意しましょう!

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